小さなツナの缶詰。齧る。

小説・漫画・雑誌の感想が主です。

漫画

佐藤将『本田鹿の子の本棚 天馬大戦篇』-悪い夢を見ていた。-

この本棚、相変わらず危うし。 佐藤将『本田鹿の子の本棚 天魔大戦篇』(リイド社 2018年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 もしデスゲームに参加したのがアレっぽい命知らずたちだったら 男のデスゲームで話題沸騰! 蔵書目録 アダム竹中『ネゴシエータ…

山下和美『不思議な少年2』-一生をかけてすることは、-

今回も素晴らしかったです。 山下和美『不思議な少年2』(講談社 2002年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 人間て不思議だ。 戦後の日本、神に愛された声を持ちながら、誰にも理解されずに生きる男の生涯。 その飽くなき探求心で死をも知ろうとする古代ギ…

眉月じゅん『九龍ジェネリックロマンス1-2』-恋は彗星直下のように。-

台湾・中国って可愛いよね。 眉月じゅん『九龍ジェネリックロマンス1-2』(集英社 2020年)の話をさせて下さい。 てか、今これ出版社見て思ったけどヤングジャンプなのか。ハルタとか絶対そっち系だと思ってた。てか調べたら「恋は雨上がりのように」も小学…

つくみず『シメジ・シミュレーション02』-ぼっとうしているときひとはもっともひとのかたちをしている。-

みたしゅんかん、 なみだがでそうになった。 つくみず『シメジ・シミュレーション02』(KADOKAWA 2021年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 ちゃんとしていなくても 全然いい気がする。 日常4コマで展開するシュールな学校生活 帯より 待望のつくみずハイ…

高宮智『黒猫恋愛組曲』-ブックオフ無限に広がる記憶の森。-

記憶の森で、 また会おう。 高宮智『黒猫恋愛組曲』(小学館 2004年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 魔女と黒猫が仲良く暮らしている世界を知っている? そこは辛いことも哀しいこともない楽園。 だけど、魔女が死んでしまい残された猫が一匹・・・。 …

平尾アウリ『推しが武道館いってくれたら死ぬ4』-アイドルは常に「今」しかない。だから彼女達は、-

ああ~~~。 今回も最高でしたね。 平尾アウリ『推しが武道館いってくれたら死ぬ 4』(徳間書店 2018年)の話をさせて下さい。 推しグッズと共に。 【あらすじ】 岡山県で活動するマイナー地下アイドル【ChamJam】の 内気で人見知りな人気最下位メンバー【…

佐藤将『本田鹿の子の本棚』-遺伝には、逆らえない。-

この父娘、いかんでしょ。 佐藤将『本田鹿の子の本棚』(リイド社 2017年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 思春期の心を知るため、 父は愛娘の蔵書を手に取る(無断で)。 帯より 本田鳩作(きゅうさく)(サラリーマン)には悩みがあった。 愛娘である…

平尾アウリ『推しが武道館いってくれたら死ぬ 3』-推しができるとこの作品も楽しいし、人生も楽しくなります。-

「推し」が出来たからこそわかるこの感じ。 平尾アウリ『推しが武道館いってくれたら死ぬ 3』(徳間書店 2017年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 岡山県で活動するマイナー地下アイドル【ChamJam】の内気で人見知りな人気最下位メンバー【舞菜】を人生す…

川勝徳重編『現代マンガ選集 恐怖と奇想』-昭和初期の漫画って、おもしろ。-

昭和初期の漫画ってこんな感じだったんだなぁ。 そこが一番面白かったので、他のもちょっとずつ集めようと思います。 川勝徳重編『現代マンガ選集 恐怖と奇想』(筑摩書房 2020年)の話をさせて下さい。 【概要】 膨大な〈恐怖と奇想〉を扱ったマンガ作品の…

マキヒロチ『スケッチー3』-新しい世界への扉を叩く時について。-

寂しい夜にはうってつけ。 マキヒロチ『スケッチー3』(講談社 2020年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 初心者の壁に苦戦する憧子。 志帆に上達で遅れをとりながらも、彼女はひたむきに練習を続ける。 一方、めきめき上手くなる志帆には久々の恋の予感?…

モンズースー『発達障害と一緒に大人になった私たち』-君だけではないことについて。-

君だけじゃないよ。 そして未来は決して暗いものではないと思う。 それが言いたいがために世に出された本だと思う。 モンズースー『発達障害と一緒に大人になった私たち』(竹書房 2020年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 ADHD当事者であり、発達障害を…

藤岡拓太郎『藤岡拓太郎作品集 夏がとまらない』-この世界はやさしさでできています。-

それは、夕暮れの切なさに似ている。 永遠に夜は来ない。 夏が終わらない、夏がとまらない。 藤岡拓太郎『藤岡拓太郎作品集 夏がとまらない』(ナナロク社 2017年)の話をさせてください。 【感想】 ギャグ漫画家・藤岡拓太郎が、 2014年からツイッターやイ…

山下和美『不思議な少年1』-2020年の日本に生れ落ちた僕達はどう生きるか-

ねえ、凄い漫画読んじゃったんだよ。 山下和美『不思議な少年1』(講談社 2001年)の話をさせて下さい。 2001年刊行とは思えない表紙◎ 【あらすじ】 人間って不思議だ 終戦直後の日本に生きる家族を縛る「血」と「土地」、 19世紀末のロンドンを懸命に生きる…

西炯子『こいあじ』-ジュリエット、もう君の手は離さない。-

タイトルに、偽りなし。 西炯子『こいあじ』(新書館 2010年)の話をさせて下さい。 【概要】 1991-1997年に発表された西炯子初期短編集。 収録作品 軽井沢つけもの夫人 密林の二人 戦場にかける恥 さよならジュリエット 指 息 耳 君といつまでも 彼女からFA…

魔神ぐり子『事故物件より愛をこめて』-2020年度まぐろどんギャグマンガアカデミー賞受賞作品-

死んだ婆さん「セックスしまくったが子供はできなかった それでも幸せだった」 主人公「いいかた」 p.148 間違いなく今年読んだ四コマの中でナンバーワンですね。 貸本屋で借りたけど、購入しようかな。 魔神ぐり子『事故物件より愛をこめて』(ぶんか社 202…

原作:宮部みゆき 作画:皇なつき『お江戸ふしぎ噺 あやし』-梅の花を見るたび、多分きっと君を思い出す。-

怖いだけが、怪談じゃないんだよ。 原作:宮部みゆき 作画:皇なつき『お江戸ふしぎ噺 あやし』(角川書店 2012年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 江戸の町民ったちに降りかかる、恐ろしくて不可思議な出来事・・・器量良しのお千代に、奉公口を撮られ…

池田さとみ『REVENGE2』-昨日の自分に恥じない生き方出来てますか?僕は出来てません。-

元気が出るか出ないかといったら まぁ、出ました。元気。 池田さとみ『REVENGE2』(小学館 2004年)の話をさせて下さい。 青い表紙。 【あらすじ】 人生はハッピーエンドのプリンセス・ストーリじゃない。 敗北に涙する夕暮れも、 憎しみに身を焦がす夜もあ…

山岡まゆり『新・霊能者緒方克巳シリーズ13 呪いの招待状』-頭を空っぽにして読めるホラーはっょぃ。-

なんか知らんがめちゃくちゃ面白かった。 山岡まゆり『新・霊能者緒方克巳シリーズ13 呪いの招待状』(実業之日本社 2018年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 招待状を送ったクラス会幹事はすでに存在しなかった・・・!? 妖艶な影に迫る表題作「呪いの…

山岸涼子『押し入れ』-読んだら絶対後悔する恐怖ほど、美味なものはない。-

ただ怖いだけじゃなくて何だろう・・・この後味の悪さというか不思議な感じというかなんというか。そら「ホラーの名手」と言われるわけだわ。 山岸涼子『押し入れ』(講談社 1998年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 死の淵をさまよう男が体験した世界を…

田村由美『ミステリと言う勿れ7』-人と比較してしまう僕はダンゴムシ。-

いやー。最新刊も最高だったね!! 1冊で終わるミステリっていうのもいいよね!!! 田村由美『ミステリと言う勿れ7』(小学館 2020年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 大学教官の天達にバイトにと誘われて 山荘に行った久能整。 そこで謎解き会をするは…

heisoku『ご飯は私を裏切らない』-社会に生まれ落ちてしまった僕達は小さい小さいヨトウムシの群。-

私たちは日々働いて食べなければならない。 働くために食べるのか食べるために働くのか。 常に問いながら毎日労働にいそしむのだ。 heisoku『ご飯は私を裏切らない』(KADOKAWA 2020年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 29歳、中卒、恋人いない歴イコール…

西 炯子『電波の男よ』-浜辺の女よ。-

表紙が良いよね。 西 炯子『電波の男よ』(小学館 2007年)の話をさせて下さい。 ※電波の男よ、と書いて「でんぱのひとよ」と読みます。良いよね。 【あらすじ】 アマチュア無線が唯一の楽しみだった 冴えないサラリーマンの 大河内寿三郎は、 顔も名前も知…

西 炯子『たーたん 4』-この物語の主人公はあくまでたーたんなのである。-

そうくるかぁ・・・。 面白くなってきましたね。 西 炯子『たーたん 4』(2020年 小学館)の話をさせて下さい。 よく見たら、火へんに同じ、火同←じゃないんだ 【あらすじ】 父・上田敦と中学3年の娘・鈴は血の繋がらない親子だ。 今の今まで、敦はそのこと…

萩尾望都『11人いる!』-現実は1億2千万人いる!からむつかしいよね。-

はえー。昔の少女漫画って めっちゃSFで めっちゃファンタジーやねんな。 萩尾望都『11人いる!』(小学館 1994年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 宇宙大学受験会場、最終テストは外部との接触を断たれた宇宙船白号で53日間生き延びること。 1チー…

カラスヤサトシ『いんへるの 第一巻』-ピーヒョロォーーーオーーーー-

ホラー漫画というよりかは、 奇譚漫画というべきか。 カラスヤサトシ『いんへるの 第一巻』(講談社 2019年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 江戸末期-昭和初期を舞台に次々語られる、 厭な話。 恐れ悲しみ恐怖絶望、 人間あらば、そこに奇譚あり。 人間…

マキヒロチ『スケッチー 1-2』-常にさえない僕達へ。-

いつどこで誰と何をどのように生きればいい。 僕達は常に、やるせない切ない切りたい痛いキリキリしている。 君の、想像以上に。 マキヒロチ『スケッチー 1-2』(講談社 2019-2020年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 「アスカ」p.44 31歳、レンタルビ…

タカノンノ『ショートショートショートさん2』-サブカルクソ女が止まらない!!-

アラサーがとまらない!!! サブカルチャーが止まらない!!! 「しかし大人ってなんだ 果たして私は大人なのか」p.154 タカノンノ『ショートショートショートさん2』(KADOKAWA 2020年)の話をさせて下さい。 人間の三大欲求、褒められたい褒められたい褒め…

沙村広明『おひっこし 竹易てあし漫画全集』-揺れろ燃えろ萌えろ喚け。オートバイで駆け抜けろ。-

邦画を見ている感覚。 沙村広明『おひっこし 竹易てあし漫画全集(講談社 2002年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 「オモシロすぎる」「先生はやっぱり天才です」「イメージ壊れたっていうか」「クソ漫画」 言いたい放題いってくれて感謝感激の涙のラン…

沙村広明『ハルシオン・ランチ』-カオスカオスカオス、そうか、10年前にはもう可愛すぎる市議会議員は存在したのか。-

SF(すごく不思議)コメディ!!! 沙村広明『ハルシオン・ランチ1-2』(講談社 2010-2011年)の話をさせて下さい。 【概要】 突然現れた美少女ヒヨス。 その正体は宇宙から来た奇妙な存在だった! 不思議なお箸でリアカーから人間まで何でも一瞬で食いまく…

和山やま『女の園の星1』-あんまり駅前に回転寿司ってなくない?-

シュールギャグゆるボーイズラヴ。 和山やま『女の園の星1』(祥伝社 2020年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 ある女子校、2年4組担任・星先生。 生徒たちが学級日誌で繰り広げる絵しりとりに翻弄され、 教室で犬のお世話をし、 漫画か死亡の生徒にアド…