小さなツナの缶詰。齧る。

サブカルクソ女って日本語、すごく好きだったよ。

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

みうらじゅん『されど人生エロエロ』-結局のところ人類はエロ。-

人生の5分の1はいやらしいことを考えてきたーーーー。 (まぐろどん 28歳 フリーターの場合) みうらじゅん『されど人生エロエロ』(文藝春秋 2016年)の話をさせて下さい。 【概要】 人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。 からはじまる、漫画家…

山下和美『不思議な少年 3』-ミクロでみる人生、マクロで見る人生。お前が死ぬ前に生き様を見せろよ。-

一話一話泣くんで読むのしんどいんですよ。 しんどいくらい、好き。 山下和美『不思議な少年3』(講談社 2004年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 人間て不思議だ。 変わらない日常に、感覚がマヒした現代のサラリーマン一家。 誰もが未踏の地に憧れた、…

眉月じゅん『九龍ジェネリックロマンス3-4』-SFは侵食する。SFは侵食する。-

ジェネリックなのは、 ヒロインだけじゃなかった説。 眉月じゅん『九龍ジェネリックロマンス3-4』(集英社 2020-2021年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 過去の自分を思い出せない。 ノスタルジー溢れるディストピア、九龍城塞で徐々に自分の謎に気づき…

田島列島『水は海に向かって流れる1』-ゆるす、ということ。-

水は海に向かって流れるように、 過去は未来に向かって流れる。 田島列島『水は海に向かって流れる1』(講談社 2019年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 「俺がいなければこの人の方が濡れることはなかったのに」 高校への進学を機に、おじさんの家に居候…