小さなツナの缶詰。齧る。

サブカルクソ女って日本語、すごく好きだったよ。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

中野京子『美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔』-ロマンティックは地に足がついてこそ成立するんだ。-

本当歴史を何故ここまで分かりやすく、面白く、叙情的・・・いや情熱的に書けるのか。 そりゃあもう読んじゃうよ!!買っちゃうよ!! きょこたーん!!!! 中野京子『美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔』(PHP研究所 2018年)の話をさせて下さい。 【概要】 …

梶山季之『せどり男爵数奇譚』-古書の上で踊る踊るせどれ。-

「せどり」って、そんな昔からいたんだ。 梶山季之『せどり男爵数奇譚』(筑摩書房 2000年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 ”せどり”(背取、競取)とは、 古書業界の用語で、 掘り出し物を探しては安く買ったその本をほかの古書店に高く転売することを…

小説トリッパー編集部編『20の短編小説』-二十人二十色。-

短編がつまらない作家の作品が、必ずしもつまらないとは言えないが、 短編がおもしろい作家の作品は、約束しよう。必ず面白い。 小説トリッパー編集部編『20の短編小説』(朝日新聞出版 2016年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 人気作家20人が「20」をテ…