小さなツナの缶詰。齧る。

サブカルクソ女って日本語、すごく好きだったよ。

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

平山夢明『東京伝説 忌まわしき街の怖い話』-もうさぁ、全員さぁ、全員・・・全員全員全員。-

表紙が良い。 Tシャツにしてくれ。 平山夢明『東京伝説 忌まわしき街の怖い話』(竹書房 2004年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 別れた恋人が異常な復讐鬼となってやってくる。俺を忘れるなと迫ってくる。話しても通じない、赦してももらえない。なぜな…

平山夢明『東京伝説 うごめく街の怖い話』-2000年代初頭の女子高生は。-

東京ミュウミュウが、別にいう程「東京」でも「ミュウミュウ」でもないように、 東京伝説は、別にいう程「東京」でも「伝説」でもない。 まぁどっちもそこそこ面白いんですけどね。 平山夢明『東京伝説 うごめく街の怖い話』(竹書房 2003年)の話をさせて下…

福澤徹三『いわくつき日本怪奇物件』-もう、そのときにあた、あたしは、あた、あたあた死は-

お・も・て・な・し。 と、 い・わ・く・つ・き。 は、似ている。 福澤徹三『いわくつき日本怪奇物件』(角川春樹事務所 2008年)の話をさせて下さい。 【概要】 カップルの幽霊が現れるキャンプ場、死んだはずの患者が暴れる病院、事故物件なのに使われ続け…

福澤徹三『S霊園 怪談実話集』-それは、踏ん張ってるときとか。ピンポン鳴ったときとか。-

やっぱアウトロー実話より、怪談実話のがおもろいな。 福澤徹三『S霊園 怪談実話集』(KADOKAWA 2019年)の話をさせて下さい。 【概要】 教師が命を絶つ直前に黒板に書いた記号が蘇る「先生踏切」、 廃屋で見つけた謎の木箱が恐怖をもたらす「あにもの」、 …

なか憲人『とくにある日々1』-積み重なって、青春、そして僕になる。-

憂鬱だから、明るくしよう。 なか憲人『とくにある日々1』(小学館クリエイティブ 2022年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 意外と何でもできる場所な「学校」で起こる、 すごいことや普通なことや不思議なことを描いた学園マンガ。 帯より 椎木しい「ま…

中健人『思春期コアラの一日』-コアラのマーチ、ぼくのマーチ。-

全国の中高生の学級文庫に本書を置く活動、 コアラ活動、略してコア活しませんか。 僕はしません。コミュ障なので。 中健人『思春期コアラの一日』(朝日新聞出版 2019年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 ある日、木にしがみついているのがだせ~と思っ…

渡辺電機(株)『父娘ぐらし(おやこぐらし) 55歳独身マンガ家が8歳の娘の父親になる話』-家族と過ごす日々は総て平等にかけがえない思い出になる。-

苦い思い出も、嫌な思い出も、 全部きっと、愛おしくなる。 渡辺電機(株)『父娘ぐらし(おやこぐらし) 55歳独身マンガ家が8歳の娘の父親になる話』(KADOKAWA 2022年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 55歳、独身、ギャグマンガ家。 このまま一生、ひ…