小さなツナの缶詰。齧る。

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ろびこ『僕と君の大切な話6』-殻を破って攻める男子・女子は、最高にグッド。-


大人気少女漫画家の敵は、病だ。

この先生は絶対に、絶対に、そうあってほしくないのだけれど。

 

ろびこ『僕と君の大切な話 6』(講談社 2019年)の話をさせて下さい。



【あらすじ】
「もしも 今 私が気持ちを伝えたら
東くんはなんて言うのかしら――」


同じ学年の東くんに片想いしてきた相沢のぞみ。
告白を忘れられて複雑な気持ちでいたけれど、
告白を思い出し、
相沢さんを意識し始めた東くんからデートに誘われる。
駅のホーム、中庭、部室、喫茶店、図書室。
沢山の会話を続けてきて、
かみあわない2人の気持ちがついに通じ合う時が・・・!?

嗤いもニヤニヤも止まらない!
すれ違う男女の新感覚”トーキングラブコメディー”第6巻!!


【読むべき人】

・胸キュンしたい人

・女子高生

・女子中学生

恋する青春送ってきた人

・送りたい人

【感想】

前巻の記事では、「近いうちに」なんて言っていたが、

想像以上に近くなってしまった。

まぁせっかく最新刊買ったんだしね。

漫画ってやっぱ連続して読んでナンポなとこもあるしね。

しゃあないね。

 

だけどまぁ今回も胸キュンですわ。

胸がキュンキュン、キュンが胸胸。

 

前巻で「タメ」を作った分、2人の距離がさらに縮まるんですよね。

というのもデートに行くんですよ。

で・え・と!!

分かります?

で・え・と!!

こりゃ大大大イベント巻なわけでそりゃもうキュンキュンするわな。

しゃあないね。


今作は「お気に入り少女漫画コーナー」に入る数少ないシリーズ。

以下簡単に感想を。

ep.27 相沢さんお見舞いに行く:東くんのお部屋・・・いい匂い。

初っ端からなかなかの良回。

久々に相沢さんの変態行為も見られるし、

アクションフィギュアを集める東くんのコアな一面も垣間見れるし、

それを気持ち悪がらず興味持つ相沢さんかわいすぎるし、

そして終盤!!

東くんと相沢さんの距離が一気に縮まるシーンがあるんですけど・・・ウヒョ。

あれはヤバかった。

本当ヤバかった。

p.23の東くんの顔がほんっとういいんですよ!!!

カッコいいし可愛いしなんかもうんああああ!!!になります。

ある意味お約束といえる展開と言えば展開なんですけど、

なんで「お約束」になるかというとそらあもう絶対ときめくからですよね!!!キュンキュンキュン!!!!!!

あざます!!!あずます!!!あずまる水産!!!!!

 



ep.28 文系女子は空を飛ぶ:はまりん、〇〇〇が出来る。
んあああああああああああああああああ!!!!!!!!!
の話である。
今まで読者全員が気になっていたはまりんの恋がひとつ先のステップへ。

めでてえ!!!!

なんだけれども、

一番良かったのは、今回も、東くん。

というのもはまりんの相談に乗るんですけど、

そのアドバイスが男らしくて素晴らしい。

「次は自分の番じゃないか?」p.54

その言葉を受けて、

自信がない文系少女はまりんが一生懸命に、

空を飛ぼうとするさまは、

トキメキもあるのだけれど、

ちょっと勇気もらうというか涙腺にくるというか・・・。

全国の女子中高生に読んでほしい漫画ダネ。

 

ep.29 僕と君のデート編その1 行く前からがデートです:デートの準備の2人だ!!

デートって、やっぱなんだかんだ準備したりドキドキしたり、

その前が一番忙しかったりするんですよね。

服悩んだり、プラン考えたりする2人が出てくるわけですけど、

みつあみ相沢さんかわいい!!!!!!
最高か?

これに尽きると思います。

あと、こういうデート前にまるまる1話使う丁寧なところがいいよね。

日常を丁寧に積み重ねるからキュンとくるところはキュンとちゃんとするんだろうね。

ろびこ先生の丁寧なこういうとこ大好き。

 

あとラストの相沢さんのチェックのスカートもかわいい!!!!!

 

 

ep.30 僕と君のデート編その2 デートとはプレゼンである:デート真っ盛りの2人だ!!
予定外な出来事もいっぱいあるんですけど、

それでも楽しいよね。そら両想いだし。
で、それを確かめ合う最後のシーン最高です。

ここが一番今巻の胸キュンポイント。

「本当だったらいいなって 思ってる」 p.125

 

東〜〜〜〜ぁああああああ!!!!!!

今回も東くんです!!!!!

最高。

「冗談かと思ったんだ」視線ずらしからの、

正面見る感じ。
最高。

 

もうちょーかっこいい。ほんといいほんとすてきかっこいいきゅん。あああああA~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アルファ!!!!

そらまさしく「デートとはプレゼンである」わけですわ!!

相沢さんだけじゃなく何万人もの読者の心をもってくんだからさあ!!!



ep.31 僕と君のデート編その3 後始末はきっちりと:デート終えてからの2人だ!!
今巻一貫して攻めっぱなし!!

フォワード東が最後に相沢さんにとうとう〇〇〇〇するぞ!!!!

ただこの回で一番ひっかかったのは、

はまりんの台詞。

「物を書く人は 心に触れる何かに出会った時

「自分ならどう描くか」を考えるんじゃないかって

(中略)

「自分ならこう書きたい」って思うなら

それは東に表現したいことがあるんだよ」pp.148-149

僕が「物を書く人」に分類されるかどうかは置いといて、

本の感想や漫画の感想をつらつら書き連ねるブログを続けてきた僕にとっては

これはすごく刺さった。

逆に僕は例えば本読んで、読み終わって、「ああよかっためっちゃよかったこうこうこういうところがよくてこうこうこいうところは微妙だったけど、まあこうこうこういう本だったんだよな、よしかこ」思っても、

めんどくさがって

パソコンの前に座ることがなかなかないので、

そこはダメだな、と思いました。

で、そういうめんどくさがりが、

「表現したい」どんどん鈍らせていくのかなあ。

 


おおむねこんな感じである。
今回は特に東くんがヤバかった。本当にヤバかった。

でも最後、おまけページで、

さらりと作者が「東くんに合うキャラを」と相沢さんをもってきたと書いています。
タイトルもよく見りゃ「僕と君の大切な話」

『僕』が先に来てるんですよね。

この話は、東君が主役なんだなぁ。

そりゃ主役が動けば話も動くし面白いわ。


ただ、

今巻、話の展開が素晴らしいだけに、
ちょっと絵の線が気になった。
というのも、ラスト3話、ペンを変えたのがすごく太くなっていて、

Gペン?万年筆?)

ちょっと雑な印象を受ける。

そして表紙。

なのだけれど、今まで背景が書かれて来た1-5巻に対して、
後ろすかすか、

相沢さんのコートの丈が本編と全然違うし、

スカートのチェックも描かれていない。

東くんのスニーカーにいたっては影でつぶれているし・・・。

原画展等があって忙しいのかもしれないが、

ちょっとここは心配どころ。

というのも人気・もしくは良質少女漫画家って、病みやすいんですよ。



例えばこの方。

高屋奈月先生。

フルバ連載地点から手のケガ等をされていたのですが、

このanotherをはじめるまえリーゼロッテと魔女の森というかなり面白い漫画書いてるんですけど、
休載&断筆してるんですよね。

それでこのanotherも不定期連載ですし・・・。



山田あいじ先生。

この人はもっとひどくて、この「standup!」、2巻まで最高の少女漫画なんですけど、

3巻から一気に真っ白になるんですよ。

某ハンター漫画はまだ文字で埋めるからいいんですけど、文字すらないんですよ。

この4巻の完結とのことですが、空白は多少埋まれどあまりに雑で見てられなくて読んでません。

その後しれっと新連載しているけれど、

この人は短期連載じゃないと終わらせられないんじゃないか。

漫画は面白いんですけど、

どうもその性分が彼女を人気漫画家にしない理由ですよね。

上記2作は結局完結しそうもうないんで、売っちゃいましたね・・・。

面白かっただけに、楽しみだったたけにその分絶望して。

商売してんだからせめて完結させろと。

漫画家も編集も含めて。そこはプロだろと。

今回の雑な線をみて、

上記2作の苦い思い出がよぎったわけで。

 

やっぱね、

 

種●有菜先生みたく図太く生きてかないといかんと思います。

 

まじで。

休載してもいいんで、また7巻では安心してキュンキュンできるといいなぁ。

以上である。

なかなか今回はキュン度がやばい。

でもちょっと心配。

あ、あと、

おまけ漫画めちゃくちゃ今回充実してて最高でした!!!(無理矢理)

現場からは以上です。

そんな感じ。



ちなみに、挟まっていたちらし。

葉月かなえ先生の新作が連載始まってるんですね。

単行本楽しみ。

この方も多分病みやすい方なんですけど、

きちんと作品完結させてくれたので、大好きです。

代表作好きっていいなよ。自体少女漫画で一番好き・・・かもしれない。

やっぱりJK時代に読んだ少女漫画が無敵。

 

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後日、葉月先生の新作も買って読みました。

配信という若者文化に一切触れないことで最近加齢を感じる。

 

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20200623 一部加筆修正しました