小さなツナの缶詰。齧る。

サブカルクソ女って日本語、すごく好きだったよ。

小説以外(随筆、新書等)

福永雄二『大人のアスペルガーがわかる 他人の気持ちを想像できない人たち』-周囲か、本人か-

発達障害の人々にどう接したらいいのか。 彼等との共存はどのようにして図ればいいのか。 発達障害の周囲の人へ向けた新書。 福永雄二『大人のアスペルガーがわかる 他人の気持ちを想像できない人たち』(朝日新聞出版 2015年)の話をさせて下さい。 【アス…

多木浩二『絵で見るフランス革命』-絵の方が多い新書。-

カリカチュア。 とは、人物の性格や特徴を際立たせるために誇張や歪曲を施した人物画のこと。(wikipdiaより) まぁ簡単に言うと「悪意(もしくは敬意)を込めて作るデフォルメした人物画」 であり、 かつてヨーロッパでも新聞やチラシ等大衆に刷られる印刷…

中野京子『怖い絵2』-今の僕なんてさ、まさしく-

薄気味悪い男の顔が目を引く。 そして堂々掲げられるは「2」 中野京子『怖い絵 2』(朝日出版社 2008年)の話をさせて下さい。 帯を以前やらかしてしまってな。 【概要】 数ある西洋絵画の中にも、 不気味なもの・恐怖を抱くもの・よく見ると違和感がするも…

中野京子『怖い絵』-西洋美術沼の、入口-

西洋美術を多くの人に広めた第一人者。 中野京子『怖い絵』(朝日出版社 2010年)の話をさせて下さい。 ラ・トゥール「いかさま師」の女の顔が目を引く。 【概要】 数ある西洋絵画の中にも、 不気味なもの・恐怖を抱くもの・よく見ると違和感がするもの があ…

宮下規久朗『食べる西洋美術史 「最後の晩餐」から読む』-絵画からみる食事の風景-

召し上がれ。 宮下規久朗『食べる西洋美術史 「最後の晩餐」から読む』(光文社 2007年)の話をさせて下さい。 食べることを嫌う人がいないように、 美しいと思うことを嫌う人はいない。 【あらすじ】 「最後の晩餐」のように、西洋美術には食べる絵が多く存…

齋藤孝『コメント力 「できる人」はここがちがう』-一言で、全てが変わる?-

「おいしい」「絶品」「幸福」「美味」 の表現からそろそろ僕は抜け出したい。 齋藤孝『コメント力 「できる人」はここがちがう』(筑摩書房 2004年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 発した一つのコメントが、 部下の成長に繋がったり上司からの評価をぐ…

清水潔『殺人犯はそこにいる-隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件-』-神話を疑え、怒れ-

喜怒哀楽。 喜、哀、楽を堪能できる文章は数あれど、怒・・・怒りを抱かせる文章なんてまず、ない。 ましてや事実ならば、尚更。 それなりにいろんな文章・・・・作品を読んで僕は、 例えば長年続いた少女漫画の結末で喜んだり、 捨て犬のドキュメンタリーの…

星野源『いのちの車窓から』−思ったより綺麗だった。-

うーん。別に僕は君のそーいうところを見たいわけじゃないんだな。星野源『いのちの車窓から』(KADOKAWA 2017年)の話をさせてください。【あらすじ】歌手・俳優・エッセイストエトセトラとマルチな才能を発揮し続ける星野源。病み上がりの2014年から恋ダン…

都築響一『圏外編集者』×「東京グラフィティ #148」−一般人万歳。−

うおおおおおおお。 すっごいミスをした。 何をミスしたって、まぁここでは言えないのだけれども、その後悔をエネルギーに、 ついつい更新滞りがちなブログの記事を書いてしまおうと思う。 語り・都築響一『圏外編集者』(朝日出版社 2015年)、「東京グラフ…