小さなツナの缶詰。齧る。

サブカルクソ女って日本語、すごく好きだったよ。

高宮智『黒猫恋愛組曲』-ブックオフ無限に広がる記憶の森。-

 

 

 

記憶の森で、

また会おう。

 

高宮智『黒猫恋愛組曲』(小学館 2004年)の話をさせて下さい。

 

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【あらすじ】

魔女と黒猫が仲良く暮らしている世界を知っている?

そこは辛いことも哀しいこともない楽園。

だけど、魔女が死んでしまい残された猫が一匹・・・。

どうやら彼女は人間に生まれ変わっているみたい。

魔女を捜しに人間界へ行った黒猫の運命は?

 

胸に響くファンタスティック純愛物語集♥

 

*収録作

黒猫恋愛組曲

記憶の森

真夏の銀の夢

氷の熱度

時色迷宮

 

裏表紙より

 

【読むべき人】

ショコラの魔法とか、ゴシック系の女児漫画に胸をときめかせていた元少女

ショコラの魔法「ちゃお」でしたが、ショコラ台頭前に作家もちゃおで活躍されていました。その後、ちゃおのお姉さん雑誌「chuchu」(廃刊)に異動しましたが)

・2000年代特有の尖った少年少女のイラストが好きな人

・なんかちょっと深読みできる少女漫画が好きな人

(改めて読むと言い回しやキャラクター設定など練られていることが分かり再発見があったので)

 

【感想】

 

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証左

 

この漫画は、いつどこで入手したか鮮明に思い出せる数少ない漫画である。

2004年12月ブックオフ清水岡町店だった。

当時この高宮先生の存在は知っていたが、別に好きでも嫌いでもなかった。変わった瞳の描き方をする作家だなくらいにしか思っていなかった。

そんなある日2004年12月、「エンジェルハント」購読の為に日々買っていた「ちゃお」にてこの作家の新刊が出ることを何気なく知る。

そして家族でブックオフに行ったある日・・・

「あ!!!」

今月発売した漫画がすでにもう並んでいる!!!ブックオフ!!!

しかも今月出た漫画が半額で買える!!!ブックオフ!!!

すごいぞ!!!ブックオフ!!!!

衝撃だった。このあたりから一人でブックオフに行くようになり、やがて女子中学生女子高校生になるとブックオフだけでは飽き足らず、a-too・鑑定団*1自転車で一時間強かけて中古屋へ行く日々が始まるのですが・・・それはまた別の話。

親にお願いして買って貰った。

それからずっと私の所有物となっている一冊である。

 

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よく見ると表紙の奈緒は手書き、裏表紙の志季はデジタルです。今はこういうのは滅多にないですね。

 

高宮智(たかみやさとる)先生。

は、2000年代の小学館「ちゃお」を中心に活動していた漫画家である。ちゃお本誌・ちゃおの増刊含め、読み切り掲載が主な活動だったと記憶している。確か中学生・高校生デビューが珍しくない少女漫画界において、一度OLを経てデビューしたのではなかったか。

度々三話で完結する連載*2ももっていた。「おとぎ話で秘密のキス」。長い直毛の女の子が主人公だったと記憶しているが、それ以上はよく思い出せない。その作品自体はあまり好きではなかった気がする。

作風は「ちゃお」っぽくねぇなと当時から思っていた。

ゴシック的な世界観で、ちょっと大人な内容。ファンタジーで基本色は黒。スクウェア・エニックス」「Gファンタジーチックな絵柄作風。

「ちゃお」のターゲット層である小学生女児でも低学年ではなく、高学年女児読者に向けて陣営に組み込まれた作家のようにも思う。そしてこの作者の世界に魅了された無垢なる少女たちはその後、黒執事」「パンドラハーツと出会いBLという世界を知り、順調に腐っていったのではないかと推測する。

現在検索してみると、掲載誌・媒体は違えど漫画家として活動されているようで嬉しく思う。作風も変わっているようで変わっておらず、安心する。

 

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今もこのロゴは使われているのかしら。このロゴは僕がちゃおっ子だった2000年代初頭にできた。それまでは単にFCと書かれたピンクのロゴだった。

 

久々に一通り読み返した。

以下簡単に収録された作品の、当時と今の感想や、思い出を簡単に記しておく。

 

 

♥黒猫恋愛組曲:【あらすじ】参照

志季「でも猫じゃないだろ 女の子じゃん」p.23

飼い主である魔女を亡くした黒猫が、

人間界で生まれ変わった魔女と再会する話です。

ただし魔女は「志季」という人間の男の子として生まれ変わっており、

猫も奈緒」という人間の女の子になって人間界に君臨します。

ところがどっこい、志季は魔女としての記憶を失っており・・・?

そこで志季の前で元黒猫の奈緒が思い出してもらおうと自由奔放ににゃんにゃん振舞うとやがて二人の間に・・・?

人間界で「黒猫」が「恋愛」するキュンキュンラヴストーリー♥

てな感じ。

話の大筋書いて思ったけれども、相当ややこしい話ですね。よく32ページにおさまったなっていう・・・。

ちなみに「組曲」要素はないです。

 

当時、この一冊の中で本作が一番好きでした。

そして改めて読んでもやっぱりこれが一番好き。

というのも、元猫現女の子である奈緒ちゃんがとにかく可愛いんですよね。

容姿もそうなんですけど、元魔女である志季に対して「ふりむいて~~~」「思い出して~~~」とにゃんにゃん奮闘する姿がとにかく可愛い。そしてちょっと冷たくされるだけですぐ泣いちゃうっていう。猫だから。

純粋かよ。可愛い~。

あと、黒猫姿。登場場面は非常に少ないんですけど、キャラデザが凄く凝っていてこれもまた可愛いんですよ。瞳の描き方が凄い。

猫姿人間姿共に可愛いって最強じゃないですか? 

 

そして再読すると志季君もこれまたカッコいいという・・・。

朝方、前世もそのように寝ていたからと、志季のベッドにいそいそ入り込んでいた奈緒を、

ドサッと押し倒して言う訳ですよ。

「でも猫じゃないだろ 女の子じゃん」p.23

ああ~~~~~~この一言最高です。

もう最高過ぎて二回抜粋しちゃったけどそれくらい最高。今(27しゃいフリーター)が読んでもグッと来るんだもん。強いですよ。ちゃおの台詞じゃないですよ。おこちゃまにはこの良さは分からないのではないか。

あと佳境で二人が喧嘩する場面があるんですが、そこでの台詞がこちら。

「好きだからぶつかることだってあるだろ おまえとオレの考えてることはズレてるけどそれが別れる理由にはならないだろ・・・」p.30

もうちゃおの台詞じゃないですよ。断言。このセリフを高校生で言える彼の良さ、おこちゃまにはまあ分からないでしょうよ!

 とにかく出てくる女の子と男の子、共にかわいい&カッコいいという最強の話ですね。

 

元魔女と

元黒猫の

新しい絆の名は

恋で p.36

 

あと「黒猫恋愛組曲」のタイトル通り、全体的に可愛く仕上げられているんですよね。[

「恋です」で普通物語が結びますか?いえ結びませんよ!!

32ページの読み切りであるのが非常にもったいないくらい、平均点数高めの作品だと思います。これが表題作になるのもわかる。

やっぱ当時「いいな~」と思ったものはマジでいい作品なんだということを教えてくれた一作。

 

 

 

 

♦記憶の森:朝吹珠生(あさぶきたまき)が一人暮らす館に突然現れた、黒衣の青年・賢木。彼が持っている鈴の音を聴くと頭痛がして・・・・?

待ってた あなたを 記憶の森で p.67

ネタばらしをすると、この珠生という女の子はとうの昔に殺されていて、でもそれを自覚せずに本人がぐるぐる館のなかを回っていて、そこに除霊師?の賢木がやって来て除霊をするって話です。

物語が珠生視点から入るので、所謂簡単な叙述トリックものになっています。

 

2001年増刊号の作品とのことですが・・・。

20年前の作品とは思えないくらい、朽ちてないと思います。

魅せ方・コマの動かし方が非常に良いんですよね。

且つ鋭利なタッチのキャラデザ・雰囲気も相まって、そこまで古い感じがしない。

この作品の年数隠して読ませたら「去年の作品?」とまではいかないまでも、「10年前?」「15年前?」くらいでしょうね。20年前?とはならないと思います。

多分当時の漫画オタクがこの作品読んでたら、物凄く持ち上げていたと思います。当時のサブカルに間違いなくぶっ刺さったはず。

そういった意味でもやっぱスクウェア・エニックス」「Gファンタジー」的漫画家さんだなぁとは思うのですが。何を思って小学館のましてちゃおに応募したんだ・・・。

 

本書の中で一番好きなのは表題作「黒猫恋愛組曲と言いましたが、

本書の中で一番記憶に残っているのはこれ、「記憶の森」です。

 

というのも、この作品と初めて出会ったのは、小学2年生の時に買った「ちゃおホラーコミックス」でした。

アンソロジーでした。表紙は確かあらいきよこ先生*3が描かれていて、いろんな作家さんのいろんな作品が掲載されていました。その中の一つが本作でした。

でもまぁ当時この物語のあらすじが理解できたかと言うと・・・全くできませんでした。

「あれ?これはどういう意味なの?」

と母に何度も聞いた覚えがあります。

「女の子がしんでたってことじゃない・・・?」

「生きてるけど」

「いや・・・殺されてるんだよ。これ多分」

「・・・?」

要するに、人生で初めて出会った「実は主人公が幽霊でした」物語だったわけですね。本作は。

そんなことを当時小2の私が理解できるはずもなく。

なんかもやもやを抱えたまま、次の話を読んだ記憶があります。

 

本書を購入した小6の時にはさすがに大まかに意味は分かるようになっていました。あーそういうことね、みたいな。主人公がお化けってことね、みたいな。

そして現在27歳フリータの時には細かいところ含めて分かっているようになっている・・・と自認しております。最後のシーンは、賢木とのキスで現世に対する未練が完全になくなって完全に成仏したことを表しているんだな、とか。最後鈴を落としたのは賢木が冷静さを完全に欠いていることを表現してるんだな、とか。初めに珠生が賢木を見たときに「真っ黒な死神」p.40と言いますがその直感は合っていたとか。

似たような話で最近話題になった映画「私はゴースト」、あれSNSで流れたときは見たくて見たくてたまらんかったけどなんだかんだまだ見てないな、とか。

 

でもまあやっぱり、ちゃお読者には普通到底理解が及ばない話ですよね。そら主人公の女の子なんて生きてて当たり前ですよ。死んでるなんて思いもしない。

それでも「ちゃおホラーコミックス」そして本書と2回コミックスに収録されるに至ったのは、前述したように作品自体に不朽の魅力が宿っているからだと思います。

 

最後のページが一番好きです。

賢木に抱きしめられた珠生が、最後の最後に本来の姿・・・朽ちた遺体になって言うんですよね。

「待ってた あなたを 記憶の森で」p.67

このフレーズはなんかずっと残ってた。

「あなたを記憶の森で待ってた」だったら残らなかったでしょうけど、「待ってた あなたを 記憶の森で」。良い倒置法の使い方だと思います。

なので本作のタイトルはずっと「記憶の森で」だと思ってたんですけどいま改めて見たら「記憶の森」でしたね。ちゃんちゃん。

 

 

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♠真夏の銀の夢:豪邸に住む病弱な美少女・千秋の家には、吸血鬼を閉じ込めた部屋がある。そこの扉がある日、開き・・・?

「・・・かわいそうに

生きたい気持ちと僕のことを好きな気持ちでいっぱいだ」pp.105-106

夏衣という吸血鬼がこの話と次の「氷の熱度」でも出てきます。が、この吸血鬼の話はあんまり好きじゃないかな・・・。単に好みもあるとは思うのですが、なんか32ページにおさまる情報量が圧倒的に少ない気がする。

 

この話では、館に住む美少女千秋ちゃんが、まぁ結論血を吸われて死ぬ話です。

こういう読み切りでも女の子・千秋のキャラクターが練られているのがいいですね。ストレートロング・細い身体・ただ見かけは大人っぽくても中身は多分年齢以上に押さないところとか、強がりなところとか。恐らく見えないところで、幼少期とか家族構成とかも考えられているキャラクターな気がする。

ただいかんせん、作者の画力が足りずいまひとつ可愛さが伝わらないのが惜しいかなあと思う。もっと過度にキャラデザしていいと思うのだけれど。特に大きな起承転結がなくキャラクターのやり取りで終わる今回は。

あと、最後のシーンがセクシーなのがいいですね。血を吸われて死ぬシーンがあるのですが、今は何とも思いません。童貞(メス)とはいえど27なので。でも小学5年の時は「エッッッ!!!」になった覚えがあります。

やっぱドラキュラの伝説が今でも語り継がれるように・・・エロいよね。吸血。いいよね。吸血。心の下半身にビンビンくるんだ。

 

♠氷の熱度:そんな夏衣にもかつで本気で愛した少女がいた・・・。

「吸血鬼や悪魔が教会を恐れるというのは嘘だ。本物の信仰で清められた教会など見たことがない」p.112

作中の冒頭で何気なく出てくる夏衣の言葉なのですが、なかなか厨二心をくすぐられるカッコいいセリフだと思う。

 

今作は夏衣の過去譚です。作者曰く美少女千秋ちゃんの血を容赦なくずっぴずっぴ吸っていた吸血鬼にもこういう過去があったんやで~という順序とのこと。p.108

当時は全く気付きませんでしたが・・・、確かに比べてみると繋がりや共通点が多くみられます。

繋がり。夏衣のいる場所。

中盤夏衣が、少女・紗希子を自身の住処である館へ連れて行きます。山中にある大きな洋館・・・というのがよく見ると前作「真夏の銀の夢」で出てきた千秋の住んでいた館であることが分かります。紗希子が死ぬ前からずっと夏衣はそこにいた、ということなのでしょう。

共通点。二つ。

一つは、ヒロインである紗希子・千秋共に死にそうな少女であること。見た感じ普段健康な人間の命の貪い吸ってそうですが、ここでも言及しているようにやっぱ死ぬ直前・消える直前の命が美味で、そして記憶に残っているのでしょう。

なんかわかんないけど、健康な人間だったらそのままちゅーぽいーで終わりそうな気がする。「真夏の銀の夢」の最後の吸血シーンがエロかったと書きましたが、例えばこの夏衣が童貞(メス)の私の血を、こんなエロく吸うかというと想像できなくて・・・。ガオー!って襲って気絶したところをちゅーって吸ってポイ!みたいな。ちゅーって吸ってポイ!多分この2人のバックにたくさんのそういう食事としての吸血があったのではないでしょうか。

もう一つ。綺麗なモノを見せる。

千秋の時には泉を、紗希子の時には鏡の間を見せています。「綺麗だろ?」みたいなことを言ってラブい雰囲気にしております。ただし千秋の時にはしなかったキスを、紗希子の時には容赦なくしておりそこに「遊び」と「本気(マジ)」の差が見られますが。

なんでしょうね。綺麗なものを見せることによって、消える直前の命の輝きが増すとかそういうことなんでしょうか。

以上のように、よくよく見ると結構丁寧に組み込んで作られていることが分かります。ただまぁちゃおの読者だと「同じ吸血鬼が別々の女の子の血をエロエロに吸っている!」くらいしか分かんないのが関の山ではないのでしょうか・・・。

あとこのイケメンどS冷酷吸血鬼の名前・夏衣の意味を調べたのですが、「夏に着る衣」から、「うすい」といった旨の意味もあるそうです。確かに奴は薄情ではある。

 

この「氷の熱度」本編の感想で言えば、後半ガラス玉がこの話では出てくるのですが・・・当時女子小学生だった僕はこの話を読んでビー玉をそれっぽく眺めていたことを思い出しました。でもいくら眺めてもいくら転がしても、紗希子のようにそれの美しさに胸を打たれることはありませんでした。

今は、どうだろう。

紗希子のようにろうそくの光を楽しめる大人になれているのだろうか。なれていない気がする。

 

 

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よく見ると英語ではなくわざわざフランス語で「黒猫恋愛組曲」と書かれていることが分かる。

 

♧時色迷宮:彼氏の川久保君と喧嘩して後悔している伽耶のもとに、時を戻せる魔女が現れる。長い髪の毛と代償に、喧嘩の時まで何度も遡る伽耶だったが、身体が勝手に動き何度も同じ喧嘩に至ってしまい・・・?

「時間を戻しただけなんだから

ビデオを何度巻き戻したって同じ映像しか流れないでしょ?」p.165

そう、この話では時間は巻き戻ってもただ巻き戻るだけで自分の行動すら制御できないんですよ。某ほむらちゃんガン泣き。

でもそういった逆境でも気弱な主人公が打開策を頑張って見つけて、明日へつなげていく展開がいいですね。

 

「川久保君の「そうじゃなくて」の続きの言葉が聞きたい」p.165

 

あと最後のモノローグも凄い深いんですよね。

 

あなたのおかげでわかったよ

ああしたかった こうしたかった 

やり直して全部 未来でできること  p.178

 

凄い深い。

後悔ばかりしていても仕方ない、まではよく聞くんですよね。でもその後悔したことは全部未来で出来ること、まで断言するのってなかなかないですよね。しかも言われてみれば確かに・・・、とも思ってしまう。

 

大人になると自然と視界が狭まってきがちで、過去は足引っ張るものにしか思えなくなるけれど、そうでもない。

明日の為に、今までの過去が全てある。

大人になると「時色迷宮」に迷いがちだけれど、その出口の鍵を握っているのは自分しかいない。

 

27にもなって「ちゃおコミックス」でまさかこういう感じで心打たれるとは思わないじゃんかよ・・・。

 

あと時々2ちゃんねる系の掲示板のスレッドで「髪の毛切ってブスになったキャラクターは?」みたいなものが挙がりますよね。

僕は、「時色迷宮」の伽耶ちゃん!!

まぁ僕が少女漫画に関しては過激ロング派というのもありますが。

 

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以上である。

なんか思った以上に長くなってしまった。

そんなに思い入れのある漫画、という訳でもないしたまたま目についたから実家から持ってきたにすぎないのだけれど・・・ちょっと予想以上に好きだったかもしれないの一冊であった。

 

記憶の森に埋もれた一冊・・・。

しばらくはまた実家の本棚にそっと戻し、大切に置いておこうと思う。

*1:静岡市内ローカルの中古屋。a-tooは現役であるが、鑑定団は潰れた

*2:当時新人作家に3話で完結する連載をさせる習慣が少女漫画界にはあった。それでとりあえず一冊コミックを出させるのと、その後長期連載が出来る実力があるのかどうかの見定めの意図があったように思う

*3:代表作:「Drリンに聞いてみて!」「ビューティ・ポップ」等。当時のちゃおの圧倒的カリスマ漫画家だった。