小さなツナの缶詰。齧る。

サブカルクソ女って日本語、すごく好きだったよ。

赤坂アカ『かぐや様は告らせたい2-3』-下ネタ長年嗜んでますけどやっぱりその四文字には弱い。-

 

 

 

しゅきしゅきしゅきしゅき・・・♥

 

 

 

赤坂アカかぐや様は告らせたい2-3』(集英社 2016年)の話をさせて下さい。

 

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【あらすじ】

「恋愛は告白した方が負けなのである」

エリートの集う秀知院学園生徒会で出会った

会長・白銀御行と副会長・四宮かぐや・・・。

この両想いであるはずの天才2人が、

互いに相手に惚れさせ、

相手から告白させようと

日常の全てで権謀術数の限りを尽くす、新感覚のラブコメ!!

 

第2巻では

連絡先交換!間接キス!初体験!

初メール!コスプレ!・・・で恋愛頭脳戦!

 

第3巻では、生徒会会計が初登場!!

そして、相合傘、少女漫画、バレーボール、

ネイル、下ネタ、部活動、期末試験・・・

ほか多数で恋愛頭脳戦!!

 

カバー裏より

 

どうでもいいんですが、

このかぐや様の「第×巻では・・・・で恋愛頭脳戦!」のくそみたいなテンプレートあらすじ文、

嫌いじゃない。

 

【読むべき人】

・ラブコメ好き

・少女漫画好き

・キャラ漫画好き

 

【感想】

1巻に引き続き2巻3巻続けて買ってしまった。

正社員労働万歳!!正社員労働万歳!!(血涙)

フリーター、ニート時代はこんなスピードで新品漫画を買うことなど考えられなかったが、

これが週5労働の対価。

これが実家正社員労働・・・こどおばの旨味。

こういうことには常に自覚的であらねば忘れてしまい正社員労働に呑み込まれる。

大切にしたい。

 

そんな「正社員」「フリーター」の枠等一生縁がないであろう四宮かぐやの恋愛模様を描いたのが本作。

2-3巻なのでアニメでいうと1期にあたる部分である。

1期は見ていた。めちゃくそおもしろかった。

つまり2-3巻を読む≒1期の脳内再放送と言っても過言ではないのである。

 

簡単に各エピソードの感想を書いていく。

 

2巻

 

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しゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅき

 

第11話 かぐやさまは交換したい

LINE交換回である。

このエピソードはこの2人に限らずあらゆる男女が攻防を繰り返している気がする。どちらが連絡先を聞くかで人間関係の方向性決まるよね。

自分の子供の写真をプロフィールにする奴、あれなんなんだろうな。白銀同様ちょっと変な奴に多い気がする。あとちょっと鼻につく奴。

この回はアニメでも面白かった記憶。

第12話 かぐや様は止められたい

ラブレター回。

この送り主は後々出てくるだろうと、アニメ見ていて思ったのですが、

これ一回ぽっきりでしたね。

第13話 かぐや様は口付けたい

コーヒーカップで間接キス回。

よく見るとコーヒーカップの柄に伏線が張られている。

第14話 白銀御行はまだしてない

かぐや「会長には妹が居るんですから妹とガンガンしてると思ってました」p.86

モンスター童貞回。

2巻で一番好きな回。

てか××でも妹とガンガンしてたら問題だろう。

藤原書記は正直×××をベスとしててもおかしくない。てかむしろ自然では。

第15話 白銀御行は逃げ出したい

ゴキブリ回。僕も逃げ出したい。

一番かぐやがかわいい回でもある気がする。

口がはわはわしてナンボだからな。かぐやは。

第16話 かぐや様はこなしたい

かぐや「目付きが悪いところとか・・・」p.120

恋愛相談回。

まさか上記のセリフがのちの白銀イメチェン回の伏線になろうとは。

あと、最後に出てきた所謂「すべり台」の女の子(四条眞妃)、

アニメでは市ノ瀬加那が務めていると、第二期最終回で出てきたのだけれど・・・

喋ったっけ?

正直もっと出てくるかと思ったけど・・・原作でもこの回ぽっきりなのかしら。

ちなみに市ノ瀬さんは近年の滑り台ヒロイン声優だわね。今年になってちょっと見なくなったけど、あらゆるアニメでどんどん滑ってほしい。

第17話 かぐや様は愛でたい

 

猫耳回。

 

神。

 

第18話 生徒会は言わせたい

ちぇけら回。

藤原書記「ドーンだYO!!」p.117

第19話 かぐや様は送らせたい

早坂、白銀父初登場回。

同じタイミングで出てたのかよ。

中止で終わるのはなかなか新しいと思った。

第20話 白銀御行は話したい

フランスの学校との交流会回。

意外と面白くない回ナンバーワン。

フランス人のキャラが滑り倒していた。

やっぱりかぐや様はしょうもない日常の小さいことに大騒ぎするのが面白いのであって、

「外国の学校との交流」みたいな大きいことに大騒ぎしても、まあ・・・うん。

なかなか一話一話濃厚でレベルが高い2巻、

唯一の欠点はこのエピソードで終わることだと思う。

 

3巻

 

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早坂は初期はキャラ定まっていない印象がある。

 

第21話 かぐや様は差されたい

かぐや「見たんじゃないですか?天気予報」p.18

相合傘回。

かぐやの一言には久々に「天才たちの恋愛頭脳戦」を感じた。

第22話 藤原千花は食べられたい 

少女漫画回。

前半のドタバタからの後半のキュンキュンの落差が素晴らしい回。

2人が読んでいるのが、明らか少女コミックのパロ雑誌なのが芸が細かい。

安易に同じ集英社のマーガレットを選ばないところが「分かっている」。

そう、大抵ちょいエロ強引系の男のコは小学館少女コミック出身なのである・・・!!

それがしっかり分かっているあたり、この作者はやはり女・・・!!そして「少コミ≒ちょいエロ」という認識を共有している分、多分僕とそんなに年代が変わらない・・・多分20代後半女性・・・!!と思うのだ。

第23話 白銀御行は見せつけたい

みんな大好き白銀×書記のバレーボール特訓回。

僕も運動神経失ってこの世界に生れ落ちているので、この回はシリアス回という認識でとらえている。

第24話 石上優は生き延びたい

石上初登場回。

石上一番好きですね。僕もオタクなので。まとめサイト大好きオタクなので。

初期は微妙に髪長い気がする。それ以外はまぁ・・・今のイメージと大して変わんないかなぁ。まあ内面の成長とかは差し引いて。

てか長い連載だと初期とだいぶ性格が違うキャラが多くなってくるのがあるあるだけど、1-3巻読んでみて、さほどキャラぶれが感じられないのは凄いと思う。石上もかぐやも白銀も書記も。

あと、アニメ視聴時、鈴木峻太さんのモノホンのキモオタボイスに感動した覚えがある。今話題の「ツイステ」にも出てるということで、ツイステのサンプルボイス聞いたけど・・・最近の声優は凄まじいンゴニキメンスネェ・・・・。

第25話 かぐや様は気づかれたい

ネイル回。

かぐや様がはわわしているので良い回。

あとネイルは意外と敷居が高いよね。

第26話 白銀御行は働きたい

藤原書記「だってそんなの「頑張る」意外にないじゃないですか!」p.121

恋愛相談回(男サイド)。

上記の藤原書記の一言のマインド、大切にしたい。

第27話 かぐや様は堪えたい

ちんちん回。

下ネタ熟練者でもこれほど連発されれば笑っちゃうと思う。

僕は爆笑です。

第28話 かぐや様は入れたい

何を?ちんちんを?と思うが、

石上会計「部活ってちょーくだらないですよね」p.148

部活回である。

そういえばかぐや様弓道部らしいが、

この設定は1-2期見たけどあまり活かされていない気がする。

こんなに生徒会室入り浸ってるのに部活との両立可能なのか・・・?

早坂とのいちゃいちゃルーム、寝室にも弓道道具ないしね。

第29話 早坂愛は防ぎたい

早坂スパイ活動、睡眠導入剤をもりもり回。物騒だな。

アニメでもこの回の石上会計は可愛かった。

第30話 白銀御行は負けられない

嘘である p.190

テスト勉強回。生徒会メンバーのテストに対する姿勢を比較するという、普段とは違う視点のなかなか面白い回である。

僕は白銀に一番近かったな。

 

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よく見ると漫画のコマが貼ってある。

あと、かぐや様ってカバー裏しっかりあるんですね。

しかも漫画かよ。

最近の漫画って無いもの、あってもちょっとしたものが多いから、1巻のときはすっかり見逃していた。

合間のおまけページの描きおろしの多さと言い、

1冊1冊の厚さといい、

読者に対するサービス精神が素晴らしいと思う。

カバー裏というのはどんなにしょうもなくても何かしら描かれていれば読者は腹みせ尾を振り振りちんちんちんちんして喜ぶものだから・・・。

「かぐやさましゅきしゅきしゅきしゅきしゅき!!!」

森へお帰り。

まあ最新刊とかもこれだけ充実しているかどうかは知りませんが。

 

以上である。

2-3巻も最高だった。

正社員労働の対価のありがたみを常に感じつつ、続きも是非買わせていただきたい。

 

 

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