小さなツナの缶詰。齧る。

サブカルクソ女って日本語、すごく好きだったよ。

『QJ クイック・ジャパン Vol.140』-アイドル界のスーパー☆ノヴァ&食卓囲む漫才師-


ココだけの話、

まじめな女の子が
いちばん
カワイイ。


QJ クイック・ジャパン Vol.140』(太田書店 2018年)の話をさせて下さい。



【概要】
昨年の総選挙ランキングで彗星のごとく現れた
NGT48 荻野由佳!!
昨年のM-1グランプリで優勝を果たした
ミキ!!
更に六本木で開かれる注目の展覧会
カードキャプター・さくら展!!

今最もアツいカルチャー・ヒトに注目する雑誌QJ(クイック・ジャパン)
待望のおぎゆか初表紙!!!!!

他:菅田将暉×趣里/吉岡里帆/村上虹郎/鈴木みのり

【読むべき人】
・おぎゆかが好きな人!!!
ヴィレッジヴァンガードが好きな人!!!
「東京グラフィティ」読んでいる人!!!
サブカルクソ女
サブカルクソ男
・クソじゃなくてもサブカルが、好きな人!!!!!!!

【感想】
THE 表紙買いである。

おぎゆかは今AKBGで一番キュンとくるメンバーである。
もうテキパキ踊る彼女の姿と、
真っ直ぐ頑張る姿勢、
ファン想いの性格。

自分の思うアイドルを全力で駆け抜けて
センターで踊る彼女は、
今一番アツいAKB系列のメンバーなのかもしれない。

無論フォローしているTwitter,
そこで告知していたのが本作。
その写真を見た瞬間思った
「買わなきゃ!!!!!!!!!」


まずおぎゆか特集という内容もそうなのだけれど、
表紙!!!!
表紙である。見てくれ。

すっごい可愛い!!!
ちょーカワイイ!!!

そしてデザインもカッコ良くて素晴らしい!!!
もっと言うとサイズ感もいい!!!

クイックジャパン、昨年の冬、欅を特集した時はぎりぎり抑えられたが、
今回は抑えられなかった!!!!!

しかししばらく・・・しばらくは抑えられた。
静岡の本屋に並んでいなかったからだ。
「大丈夫・・・イケる今回も・・・イケる」
だがしかし。
だが!!!!しかし!!!!!
とうとう、
とうとうやりやがった。
新静岡のセノバのジュンク堂!!!!!
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっっっっ!!!!!!!!!!!」
並んでいるではないかそこに!!!!!!
SO KO NI!!!!!!!
しかも表紙が見えるようにして!!!!!!!!!!!


クソ。

くそぉぉおおおおおおっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

物欲に・・・・逆らえなかった。

しかししかしなんのそのなんのそのこのクイックジャパン
初めて手に取って読んだけど
「ぉ・・・・おもしれえ・・・・・・おもしれええじゃねぇかあああああああ!!!!!!!!!!!!!!」
なんと。
なんと、面白いのである。
「くそぉおおおおおおっ!!!!!!!!!」
僕は思いっきり拳をアスファルトに打ちつけた。
なんだ・・・なんなんだこの雑誌はああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!!!!!

まずおぎゆかの特集の感想を述べた後、
ぐっときたミキの特集の感想、
そしてはたまたぐっときた人々のインタビュー群
そして連載しているなかで特に面白い!!!!!!ちぎぃぃいいいいいい!!!!!!となったQJのGJな特集について簡単に述べようと思う。



●特集
まじめ界のスーパースター☆荻野由佳

はい。
まず写真。
スーパー可愛い。超絶可愛い。

テーマは「七変化」ということで、
表紙の赤い衣装も含めて合計7つの衣装を身にまとったおぎゆかが堪能できる。

まぁ何でも似合うこと似合うこと!!!!

王道の赤い衣装は勿論、
ピタッとしたタートルネックや、
ベストとスカートのいい子コーデ、
からのしゃらついたよく分からないドレスから、
デザインチックなトップスに畳、座布団。

素晴らしい!!!

そして最後は白シャツキターーーーーー!!!!!!!!!!!!!!

来ました。
これは。
もうあれです。
優勝です。


からの吉田豪さんのインタビューは
真面目な彼女のエピソード
真面目がゆえのネガティブな側面
あれこれ知れちゃいます。

てか思うね。

「ああ、ネガティブでもいいんだな」
それを彼女のように、不器用でもエンジンにして、
前を向けたら。

やっぱり彼女はみんなの憧れ、スーパースター☆
アイドルなのです。

●ミキ:兄弟、難波にて

この特集も良かったですねぇ!!!

昨年M-1決勝に現れ、爆笑をかっさらっていったミキ。
その2人に迫った特集なのですが、

家族。

という視点で迫っているわけですよ。
ネタのどうこうとかではなくて、
家族、としての2人に迫っているわけです。

兄弟の関係性であるとか、漫才をはじめた理由とか、
妻や両親など周囲の家族へのインタビューとか・・・・。

俳優とかアイドルにやることを、
芸人でやってるんですよね。
他の雑誌にはない切り口。

写真もカッコよく!!!とかじゃないんですけど、
楽し気な2人の表情・・・

読んでいて、
めちゃくちゃ面白かった。




●インタビュー群
他の雑誌宜しく、やはりインタビューが中心。
そのなかで特にぐっと来た人々について述べたい。

村上虹郎:意欲旺盛
食欲について語ったインタビュー。
俳優が食欲を語るって、なかなかないですよね。
ハンバーガーをがっつく写真と、
その分厚いハンバーグのようなごっつい内容は読んでいてまさしくお腹いっぱい。
「俳優も個人も両立したいので常にしかるべき努力はし続けたいです」p.113

鳥飼茜×星野概念:不安定との向き合いかた
浅野いにおの奥さんということで興味深く読んだ。
てか、浅野いにおがどういう人か気になって気になって仕方なくて、
その片りんを垣間見ることが出来て満足。
一方で僕は鳥飼先生の漫画を読んだことがないので、
まぁ読もうかなぁと思う。
ただここは共感。
「私、「丁寧な暮らし」系の人にすごくコンプレックスがあるんです」p.157

・クロちゃん:クロちゃん アイドルとしての野望
まじきもい。
意外とプロ意識高いところが本当きもい。
「僕のフォロワーを成長させてあげることが、アイドルとしてのクロちゃんの役目だしん!」p.159
あと「しん」の由来も語ってます。

ゴトウユキコ:「エロいものは好き。でも描くのは恥ずかしい。」
夫のちんぽが入らない、のコミカライズの人。
所謂エロいシーンを描く漫画家だけど、
「どういう気持ちでエロいシーン描いているんだろう?」
裸々に語っている。

おわり。
なんかこういう人々のインタビュー読むと
「がんばろ」
ってなるよね。うん。


サイズはこのサイズです。
といって、通じますかね。


QJのGJな特集
「ああ〜〜〜〜なんで今までこの雑誌知らなかったんだ〜〜〜〜〜↑↑↑!!!!!!!!」
僕がここまでテンションバチバチに上がっているのは、
QJの連載特集陣!!!

簡単に書いていくぜ!!!見てくれよな!!!!

・ON THE SPOT
コアな人が自由に書く文章。(随筆)
特にパーパー星野が無駄に文章上手くてムカついた。
あと工作に命かけるギャルとか、韓国で雑誌作る人とか
「すげー、こういう人いるんだな」
僕も何か頑張りたい。
とりあえずブログ・・・とnote始めてみようかな。
小説も更新したいしね。

・標榜/東京
東京にいるごく普通の男子高校生の顔写真
簡単なインタビュー。
ごく簡潔なシンプルなページであるけど、
なんかすごくいいなって。
ドラマのようにキラキラしてなくても、
今は今しかなくてなんか、切なくなってくる。

・グラビアの現場:椿原愛
マイナーなグラビアアイドルを淡々と紹介していくコーナー。
エロスと、
エロス漂う彼女の生き方が感慨深い。
グラビアアイドルはなぜ脱ぐのか。
他の現場も読みたい。

・音楽/映画/書籍/マンガ/舞台/アート/ラジオ/人物
こういうコーナーってたいてい「本・漫画・イベント、おわり!!!」
な印象が強いのだけど、
「書籍」「漫画」
あと「ラジオ」まで分けられていたのは好印象。

てかラジオて。

・読者コーナー
2018年現在滅多に目にしなくなった、
まさかのおたよりコーナー。
色んな人が読んでいるんだなぁ・・・
年齢職業を見てしみじみしじみ

いがらしみきお「お人形の家 寿」
ぼのぼのの人じゃん!!!!!!!
こ・・・こんな雑誌にも連載持つなんてすごいな。
相変わらず内容はよく分からん。深い。

・こだま「Orphans15 むしり女の九月十三日」
夫のちんぽが入らない人のコラムである。
けどまぁ面白かった。
鼻にもつかないし、言葉遣いも独特て面白いし、読み易いし、本当凄い。
この連載が受賞したと言っていたけど、
その理由も十二分に分かる。
ちんぽ、読もうかな。

最果タヒ 小浪次郎「永永永永永永永遠遠遠遠遠遠遠」
写真と詩である。
詩は読んでもよくわからん。
よくわからんけど、
こういうページは好き。
好きなのだ。

以上である。
おぎゆか目当てで買ったけど、
それ以外も面白かった〜!!!

バックナンバーかおっかなぁ・・・・。
西加奈子先生の特集気になるよねぇ。

そしてふと目についたのは
「ライター、外部編集募集!」
・・・。
・・・待って、
ちょっと。
ちょっとnoteはじめるところから・・・
あー・・・でもうーん・・・・。

 

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20200608 一部修正しました。なんだこの記事のテンション。