小さなツナの缶詰。齧る。

サブカルクソ女って日本語、すごく好きだったよ。

イタリア軒-口にした瞬間とろけるチャーシュー-



手打ちチャーシューメン。
力強い男らしいこの字に何度僕は胸を突き動かされたことか。

イタリア軒 清水店の話をさせて下さい。

外観はイタリアンっぽいがよく見ると左の出窓から覗くは・・・・肉。

【行くべき人】
・澄んだ醤油スープが好きな人
・太麺が好きな人
・チャーシューがラーメンのすべて否この世のすべてを支配しうると考えている人

【感想】
気づけば家の近くに出来ていた、イタリア軒。
はじめイタリアンの店なのかなと思っていたが看板に踊る文字は「手打ちチャーシューメン」。
うむうむどうやら違うらしい。
はて。いったい何者なのか手打ちチャーシューメン。正体知るべく行ってきた。


座った席のそばにいた猫。
木の優しさ。


店内は全てカウンター。
どうやらお父さんとその息子さんの親子で店を回している様子。
水を片手にメニュー表を見上げる。
もちのろん「手打ちチャーシューメ・・・」といきたいとこだがあいにく僕は今金欠The無職であるので、
手打ラーメンで我慢する。むぅ。


手打ラーメン800円 半ライス100円

「職つかねばいやまじで」とうぐぐぐぐぐ唸りつつ届いたのはこちらの手打ちラーメン。
お!!チャーシュー4枚あるやんけ!!!普通のラーメンなのに!!!すご!!!
さっそく一口口にすると・・・・美味。
しっかり燻製された肉の味、感触。固めの感触が良い。
しっかり焼き豚しているチャーシューは珍しく、ついついご飯が口に進む。ふむ。
さぁ、次は君だ。麺。
持ち上げると、太い。ちょっとしたうどんのような太さ。
口に運ぶと・・・澄んだ濃い醤油スープがよく絡み気持ちよくずるずる啜っていける。ずずずずずずっっっっ。しかも量も割とあって満足度ばり高吉高由里子である。
うへへへーしながらスープを掬う。
うむ!透明度高き醤油スープで味は濃く、シンプルなお味。
恐らくここで家系のような手の込んだ濃厚なスープであったらこの極太麺と焼き豚が埋もれ非常にうるさいラーメンになっていたであろうふむこれが引き算の美学というやつか。引き算is正義。正義のセ。
ではまたここでライス・・・うむ。
濃い醤油スープの後だからまぁ合わないはずがないよね。しかも半でこの量なんて・・・なんて良心的なんだ・・・・。
うへへへへー。テンション上がった吉高由里子の真似。
をしながらふと、目に入るは。
「ふへっ・・・・」
2つめのチャーシュー。
そう。ここは手打ちチャーシューメンイタリア軒。
口にすれば・・・・
「ほぎゃらぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぇぇぇぇえええええええええええええ!!!!!!??????」
衝撃が走った。
口にするとふわ・・・・っととろけるチャーシュー。
えお前さっきは堅実な焼き豚だったやん・・・・・そうか。
スープが・・・・このスープがチャーシューに馴染んで・・・・・・先程の私が吉高由里子のうへへへしていた僅か10分の間に・・・・・
このように口に敷いた瞬間ふわ・・・溶ける夢のチャーシューを実現させたというのか!!!いうのね!!!
なんという・・・良かった、チャーシューとっといて!!!
僕は慌てて3枚目を齧り・・・・・溶けるのを確認する。
口にした瞬間とろけるチャーシュー。
まさか。まさか。
そんな存在が実現しようとは。
二口目・・・かじり思わずライスをかきこむ。
醤油スープがよくしみたチャーシューがライスの優しさの上でじんわり溶けて・・・スープの旨味がごはんに溶けあう。美味しい。非常に美味しい。素晴らしい。
目を閉じる。
聞こえるは・・・ベートーベンの幸福の歌。
天使のトランペット。聞こえますか。
・・・・はい。聞こえますよ。
「うへ・・・・うへへへへへへー」
僕の脳内の吉高由里子もこのように・・・・笑顔満開でごぜーます。

以上である。

チャーシューが本当美味。
はじめは堅実な焼き豚しかし終盤は口にした瞬間とろけるチャーシュー。

是非その味の変化を楽しんでもらいたい。

ちなみに。
このイタリア軒、細麺もあるそうで・・・・無論気になりますよね。
絶対美味しいに違いない・・・食べる食べるぞ。職についたら・・・。
そうだな、吉高由里子も新人検事で頑張ってたし。
僕は悲しみを抱えつつリベンジを胸に誓うのであった。