小さなツナの缶詰。齧る。

サブカルクソ女って日本語、すごく好きだったよ。

八仙楼天龍ラーメン-旨い!白米とよく合う・・・っておい、お前・・・本当に豚骨醤油なのか?-


旅先のラーメンとは一期一会也。

まぁそんなにラーメン食べてないんですけど。

八仙楼天龍ラーメン の話をさせて下さい。





【行くべき人】
・近くのホテルに泊まった人
・安く美味しいラーメンが食べたい人

【ためらうべき人】
「小汚い」「中国語」とかそういうのに抵抗がある人

【感想】
あべのハルカスを堪能し、
ようやくホテル・・・さあ夕飯どうしようと検索して出てきたのがこのお店。
泊まるホテルの真ん前にあった。

まぁそんなに評価も悪くないみたいだし、
部屋に荷物を置き、
美味しいかな。美味しかろうねの精神で突入。

一瞬並んだけれどすぐに入れた。

席はカウンターのみ。
男女比は9.5:0.5
座った瞬間
「いらっしゃいませー、注文決まりましたらお知らせください」
流ちょうな日本語で外国人の、
銀シャリ・橋本に似た眼鏡のおにーちゃんの笑顔がまぶしい。





メニューを見て、即座に決める。
天竜ラーメンとライスセットで」
これで730円は安い。
ピッチャーになみなみ水を注ぐ。

観光客のおねーさんが、
銀シャリ中国語で会話している。
銀シャリがカラフルな紙幣を受け取っている。
中国のお金も使えるらしい。
そうか銀シャリ中国人だったか、そらラーメンだもんな。
てか為替の融通が利くのシンプルにすげー。

そしてそんな銀シャリに出されたのは
「はいまずキムチね」



よく見るとライスセットにキムチもついている。
お得か。
食べると・・・ショリッ。なるほど。
日本のキムチよりかは漬物に近く、さっぱりする味わい。
こってこてのラーメンによく合う漬物、といったところか。
日本と比べて水分多めだが
辛さはピリ辛で、さっぱりめ。
確かにラーメンにはこれくらいの自己主張激しくないサッパリキムチがちょうどいいのかもしれない。

すると隣にいた土方のおにーちゃんの仲間のおっちゃんが来て、
おねーさんの空いた分だけ席ひとつずれろと言われ、ずれる。
銀シャリが取り仕切ってくれた、
「ありがとうございます」
手際のいい丁寧な接客だった。
おっちゃんはカウンターの下でこっそりタバコを吸っている。

ラーメンがきた。



「うひょ〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
湧きたつ心を抑え、
スープを啜る。

「・・・・・・・・・・・・・うっま」

旨い。
豚骨のうまみがダイレクトに舌に伝わり、
その後じんわり脂が空腹に染み込んでいく。

ただ「豚骨醤油」とあったが、
横浜等のこってこてと比べると、
どちらかというと「豚骨塩」。
豚骨のコクと塩のほんのりさわやかさが、
こってり喉を通っていく。旨い。

そして麺を持ち上げる。
太麺である。
ただ横浜家系ほど太くはなく丁度啜りやすいようなそんな太さ。
啜る。
ずるずる・・・・・・・・・・・・ずずっ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うっま」
私は思わず漏らして、
ずず・・・・ずずずずずずずず。
さらに啜る、啜る、ずずず・・・・・・。

チャーシューを頬張る。
王道のチャーシューであるが、
豚骨宜しくスープのうまみがぎっしり、染み込みこれがまた非常に旨い。
本当に旨い。

おっといけない、これはラーメンじゃない絶対白米のターン!!!
白米を頬張る・・・「うっひょ」
肉から染み出すスープがご飯とよく合うこの感覚、
久々で感動でちょっと涙がちょちょぎれる。

慌てて海苔をたべ、じゅわーと染みるスープがもうたまらない。
旨い、やはり豚骨には白米がなければならない。

・・・気づけば、スープだけになっており、
啜る。
豚骨のうまみと塩のさっぱりが絶妙に組み合わさった味わいを、
じっくりじっくり嚥下する・・・・ああ旨い、旨かった・・・・旨かった!!!!!!!

「お会計お願いしまーす」

ほとんど啜りつくした丼を上台に上げ、
声を掛け、
銀シャリに1000円渡す。

270円受け取り、ひらりと降りて、
ガラス戸を開ける。
まだまだ残暑厳しく蒸し暑い。

「ありがとうございましたー」

銀シャリの威勢良い声聞きつつ、
ホテルへの帰路をたどる足元はスキップ。
ルンルンで部屋に帰ったのだった。


3つ並んでいるのはなんだかエモい。