小さなツナの缶詰。齧る。

サブカルクソ女って日本語、すごく好きだったよ。

らーめん矢吹-誰かと食べに行きたいラーメン屋-

なんか地元に新しいラーメン屋が、できていた。
しかもめっちゃでかい。

らーめん矢吹 清水入江岡店の話をさせて下さい。


富士山の装飾がおしゃれ。

【行くべき人】
・家族や友達とラーメン食べたい人
・水菜が好きな人
・ラーメンと一緒にから揚げも食べたいおでぶな人

【感想】
なんか帰ったら出来ていた。どとんと。
びっくりした。
個人経営の小さいしっぽりしたラーメンやならともかく、この規模である。
駐車場広っっっっ!!
店綺麗っっっ!!!
早速母と妹と行ってきた。

店内もカウンター席よりボックス席が多い。
けれども意外と注文方法は食券制。
そのため余計なメニューの宣伝写真が多々見受けられる・・・こともなく、
椅子も座りやすく(スペースにゆとりがある)、快適。快適である。
客層を見ると、やはり単身客よりも複数客の方が多い。家族連れ、男子大学生と思われる友達グループ、カップルなどなど。8割がた席は埋まっている。繁盛しているようだ。
しかしまぁ注文してからの待機時間中は楽しそうに会話を交わすが、
啜るとなるとやはり黙って食すのがラーメン。
それでも残りスープとなれば会話の花がぽっと咲き、
最後の人が食べ終われば「おいしかったね」「またこよーね」と笑って出ていく。
なるほど。
ここのお店は一人、というよりは誰かと行った方が数倍楽しめるラーメン屋のようだ。
さすが大通りにでかでかと、広い駐車場堂々携え開店しただけある。


濃いぞ。

僕が頼んだのは醤油豚骨ラーメンとライス。
最大の特徴はまずこの水菜。
一口口に含むとすかっとした春風が喉の奥まで突き抜ける。
ずずずずずっ・・・・麺を啜る。
太麺。家系よりは幾分細いが、均衡な太さを保っている。啜りやすい。
そしてその麺にからみつくは濃厚な醤油豚骨。ダイレクトに醤油の味が舌を包み込み豚骨のうまさが口に広がる。
その濃厚さに水菜が僅かなアクセントを残す。僅かながらもしゃきしゃき・・・という感触。なるほど。所謂家系でいうネギの役割か。ただそのシャキシャキ感はネギより長持ちするし、豚骨なんだけど母親や娘など女性にも受けそうな上品感を演出している。家族みんなが笑顔になれる豚骨ラーメンに不可欠なのかもしれぬ。
スープの味は、濃厚であるがやはり家系とはまたちょっと違う。家系はそのなんというかちょっと「みそ」っぽい。が矢吹の豚骨は「醤油」。濁りなき、豚骨醤油の味。
その濃厚スープを口に含みライスを食すと・・・旨い。美味しい。良い。
海苔でご飯を包むと・・・いわずもがな。醤油と米。合わないはずがない。
さてと視線を逸らすと、おや、メンマ先輩。齧ると、醤油豚骨に負けない濃厚な甘みこりこりとした食感とともに舌に届く。
甘み。の次はやはりしょっぱみ、旨味を口にしたい。
僕は再び麺をすする・・・・。


水菜先輩!ここにも!!

ちなみにサイドメニューで、から揚げもある。
びっくりした。
一つ口にするとかぶっ・・・・じゅわ〜っ。うむ。意外と脂っこくなくておいしい。
ライスを頼んだ僕にはうれしいサイドメニュー。
ちなみにちなみに。妹が替え玉を頼んでおり・・・見ると、細麺。
飽きないようにという配慮なのかもしれない。

ただ一つだけ欠点を挙げるとすればチャーシュー
悪くない。決してまずいとか薄いとかそういうわけではないんだけれども、
上記したように
・スープ:濁りなき醤油豚骨
・麺:啜りやすい太麺
・水菜:シャキシャキ感 女性のとっつきやすさ
・メンマ:甘さ 一杯の味の幅広さを演出
・海苔:ライスの相棒。ライス頼んでない人も麺を包んで啜るはず。味の変化をもたらす

と一つ一つ計算されて配置されているのだが、
どうもチャーシューだけは良くも悪くも「ふつう」なのである。
あともちっというと・・・小さい。
役割が計算された面積広きチャーシューの設置が急がれる。

以上である。

家族でも楽しめる豚骨ラーメン屋、それがまさしく矢吹である。
家族向けの店は味が薄い印象があるが・・・矢吹は違う。濃厚。お父さんの満足感も高かろう。
でも濃厚な豚骨ラーメンって女性はためらう印象があるが・・・・矢吹は違う。水菜が上品さ兼女子力を演出。お母さんの満足感も高かろう。
らーめんすき!からあげもすき!・・・・矢吹は応える。小学生中学生の満足感も高かろう。
家族全員満面の笑み不可避。
ちなみに、調べてみたところ矢吹は静岡市内しかお店がないらしい。
これからも味を突き詰めやがては
「炭焼きレストラン さわやか」のように静岡県民のソウルフード
そしてあわよくば水菜ちらす「静岡ラーメン」の名を、全国に轟かせるようなラーメン屋になってほしいと切に願う。