小さなツナの缶詰。齧る。

サブカルクソ女って日本語、すごく好きだったよ。

「ひるね姫」~知らないワタシの物語~2007年の作品かな?~


うーん。
コケたとは漠然と聞いてたけど・・・
なんか2017年に発表する作品ではないよね。
2007年位だったら評価されてたと思うよ。

ひるね姫~知らないワタシの物語~」(監督:神山健治 制作:シグナル・エムディ 配給:ワーナー・ブラザーズ映画 主演:高畑充希の話をさせて下さい。



【あらすじ】
授業中もなりふりかまわず寝る女子高生、
森川ココネはある不思議な夢を見ていた。

森川モーターズの一人娘である彼女は父・モモタローと二人暮らし。
しかしある日突然モモタローが警察につれていかれてしまう。
警察署に行っても面会出来なかったココネは一人家に帰るが、
家に男3人突如侵入してきて・・・!?
しかも彼等は日本大手自動車会社・志島自動車の社員!?
彼女は慌てて幼馴染の大学生・モリオと逃げるのだが・・・。

ファンタジー・青春・軋轢・自動車・ロボ・・・すべて詰め込んじゃった意欲作。

※酷評記事になります。
本作が好きという方は「戻る」ボタンを押してください。ブラウザを閉じて下さい。
今日こんなブログを見てしまったことを一刻も早く記憶から消すのです。
さぁ早く!!!


【見るべき人】
・本作のプロモーション動画を見て、
空気感に惹かれた人

【感想】
うーん。
ひどい駄作だな、と僕は思った。

演出、ストーリー、登場人物の順に簡潔に。

演出:★★★☆☆
まぁ悪くはなかったかな・・・。
特に音楽は終始ファゴットのようなバスクラのような
低音の木管楽器を用いた音楽が多用されていて、
そこは良かった。
キャラデザとタイトルの「ひるね」によくマッチしていたと思う。

後半のロボは・・・うーん。
なんかいきなり出てきてばんばか戦うんですが、
正直ここだけ別アニメみたいで浮いてたな。
ロボ出す必要性もよく分からんし。
そこがマイナス1。

あとキャラデザが・・・古い。
ココネのキャラデザとか何年前の女子高生だよ、と思った。
舞台が田舎なのに何故あんなキャラデザしたのか。
ギャルやんけ。
マイナス1。

空気感もいいんだけど・・・
青空×現代ファンタジーとか
正直サマーウォーズでいいのでは?と思った。
サマーウォーズ見たことないけど。

ストーリー:★☆☆☆☆
うーん。よくわからなかった。
正直、僕が単純明快なストーリーを好む性質にあるからかもしれないけど・・・
正直、僕が熱心にプリキュアを見ている幼稚性を兼ね備えた愚者であるからかもしれないけど・・・
後半45分はぽかーんだった。
なんか知らないうちにロボット出てきて戦って最後スイカ食ってた。くらいしかわからない。

まず夢の世界がなんで出て来たのかわからない。
序盤の序盤はちょっとワクワクしたけど、
終盤現実とごっちゃになってもっとよくわからない。
幼いころモモタローがココネに話していた世界、
というのはわかるんだけど、
なんで終盤いきなり現実を侵食しはじめたのか。
そもそもあの世界は最後どうなってしまったのか。
てかおじさんは夢から出て来た炎で死んでたけどなんで夢なのに致死力あるのか。
そこらへんがよくわからない。
なんか全体的に「なあなあ」ですましているところが多い。

あと序盤の眼鏡かけた女の子。
なんであの子を出したのかそこがよくわからない。
あのシーン割く時間あるなら
終盤の夢の世界についての説明する時間くれよと思う。

あと終盤。
なんかそこそこ一生懸命見てたんだけど、
いきなりロボが現れて戦っててストーリーがよくわからないまま終わっていた。

この話・・・観客に何を届けたかったんだ。
わからない。わからないよぉぉぉ!!!!!!

わからないだらけなのである。
もはや無知の知ソクラテスってるのである。
僕がプリキュア好きな単細胞であるからかもしれない。
それでも僕は一応これまで100以上のアニメを見てきた、
オタク
である。
ヒキ肉ニートである。
そんな僕が見て「わからない」と言っているのだから、
一般の人は見てもっと「わからない」と思ったんじゃないだろうか。

あとタイトル。
なんでひるね姫〜知らないワタシの物語〜」としてしまったのか。
多分このタイトルで来た人っていうのは
「わー、夢で戦うんだ」
とか
「わー、ファンタジーなんだ」
とか
「わー、君の名は。
とかを期待してたと思うんだな。
自動車の「じ」の字も浮かべないと思うんだな。
それなのに後半いきなり車出てきてああだこうだされても・・・え?となる。
・・・え?って。

あと全体的になのも受け付けられなかった。
まず、ココネが学校の教師から父親(モモタロー)が警察に連れられたと聞いて、
警察に行くシーン。
ココネは慌てて警察へ駆けていくのだが・・・。
いやいや。
おかしいでしょ!!
Why Japanese people!?
普通先生とかが車出して警察署まで送っていくんじゃないの!?
そこで生徒一人行かせるとか無慈悲にもほどがあるでしょー!!!
NEXT!!!
ココネとモリオがたどり着いた新幹線の駅で
追っ手の禿げメガネがやってくるシーン。
モリオが慌てて「ココネ!!ここは俺に任せろ!!」と言って手でばたばた禿げメガネを叩くのだが・・・。
いやいや。
おかしいでしょ!!
Why Japanese people!?
モリオis大学生!!!
それなのにいくら追っ手とはいえいきない殴りかかったりする!!???
大学生がそんな幼稚園児みたいなことするわけないでしょー!!!!
NEXT!!
森川ココネ。
を漢字で書くと心羽というらしい。
いやいや。
おかしいでしょ!!
Why Japanese people!?
なんで!?いやいやなんで!?
ココネって読めないし、「羽」要素ここまでストーリーに絡んでた!?
絡んでないよね!?
せめて「心音」「心根」にしてくれよ!!
音≒エンジン音の方がまだ理解できるやんけ!!
ココワやん!!チョコワやん!!ミルクぶっかけたろか!!

・・・と、
もう見ていて、心の中の厚切りジェイソンが度々出てくるのである。
雑=ストレスなのである。

こんな作品外国に配給したとか・・・・いやいや、やめてほしい。
まじで。



演者:★☆☆☆☆
いや、ひどい。
稀にみる芸能人起用のひどさ。
え、ナニコレ。ナニコレ珍百景レベルである。ネプチューンもぶっ飛ぶわ。

森川ココネ:高畑充希
稀にみるひどさ。
本当、声が間延びしていて不快。
ほえー?ほわーほえー?ふざけんな!!!!と。
そしてとにかく棒。棒。棒すぎる。
最後の歌だけ歌わせときゃ良かったのでは。
歌上手い棒だからうまい棒か。うまい棒なのか。
正直僕はこの作品を見て、高畑充希がちょっと嫌いになった。

モリオ:満島真之介
まだ我慢できる!!
でも「ぼくだけがいない街」の時より下手になってないか!?

渡辺一郎:古田新太
一番マシだった!!

森川モモタロー:江口洋介
まだマシだった!!
大声だす演技のとこがちょっと酷かったがまぁ許せる。

志島一心:高橋英樹
一番マシだった!!2!!!
正直あんま喋ってないからよくわからん!!!!

こんな感じ。
とにかく主演の棒がひどい。

確かに近年芸能人起用をしているアニメ映画は多く見受けられる。
君の名は。」「この世界の片隅に近年見たものではピーターラビット諸々。
ここに出ていた人達は「芸能人起用」による絶望を埋める高いレベルの演技をしていた。
脇も君の名は。では悠木碧大原さやか等、この世界の片隅にでは新谷真弓細谷佳正ピーターラビットでは浅沼晋太郎木下紗華
実力派声優周囲を固めたうえで、
主演に芸能人を起用していた。
それが今作は・・・。
せいぜい出てきてるのはココネの母と禿げメガネだけであとは全部芸能人。
するとやっぱ本編に入りこめない。
全員の演技の荒が気になる。気になったらもうだめ。
もともと話も難解だし。ロボでてるし。ああもうだめ。終わり。世界の終わり。

全て芸能人が許されるのは、ジブリ細田守だけやで・・・。
今時その2つでも、こんな棒拝めないで・・・。


芸能人起用は別に悪くない。
宣伝効果は十分二十分三十分にあると思う。
でも本編を見て、その芸能人の演技がひどかったなら、
被害はすべてその芸能人にくるのだぞ。
演技指導もっとどうにかならなかったのか・・・・。

以上である。
全体的にひどい作品だった。
特にキャラデザや芸能人の棒演技に至っては
10年前の作品を見ているような感覚だった。
2007年に出てたらまぁ許せたと思うんだけど・・・。
ちょっとね。
さすがにね。
うん。

うん。

・・・うん。