映画(アニメ)「銀魂 完結編 万屋屋よ永遠なれ」(監督:藤田陽一 制作:ワーナー・ブラザーズ映画 主演:杉田智和 2013年)の話をさせて下さい。
【あらすじ】
いきなり、「3年後」の世界に放り出された坂田銀時。
3年後の江戸は白詛(びゃくそ)と呼ばれる病原菌が蔓延しており、
荒れ果てていた。
更にその世界線では銀時は3年前、なんと亡くなったことになっていて・・・・!?
【見るべき人】
・SF映画好きな人
・銀魂というコンテンツが好きな人
(なんとなーくの知識で十分なよう作られてます)
・戦う銀さん好きな人
【感想】
アニメ「銀魂 完結編」とある。
そう2013年、この作品を最後にアニメは完結する予定だったのだ。
まぁすぐ2015年でなんちゃってで続きをやることになったけれども、
恐らくまぁこの時は完結をまじのまじで考えていたんだと思われる。多分。・・・多分。
ある意味アニメ銀魂最終回といってもいい作品。
まぁほらあれだよね。ドラえもんもなんかすごいいい「最終回」あんじゃん。
のび太がジャイアン殴るやつ。
あれの銀魂版だと思ってくれればいーよ。
ストーリー、演出、演者について以下。
ストーリー:★★★★★
まさかの極太SFものである。
銀魂にSFのイメージはあまりないけれども
まぁでもよく考えれば銀魂の舞台設定自体がSFに近いものがあるので、
違和感なく最後までつっきって見られる。
話のバランスもとても良かった。
前半はまさかの3年後という舞台のドタバタ劇、ギャグをふんだんに使ったうえで、
中盤お妙さんをめぐるシリアス、
そして戦闘シーン。
その後今回のキーマンの正体を明かしたうえで、
ラストは人気の高杉、坂本含む攘夷志士
ギャグ、戦闘、シリアス、そして攘夷志士と
銀魂ファンのドツボをぐりぐりしたかのような内容が最後の最後まで全力疾走で展開。
よくこんな銀魂要素ぎっしり綺麗にまとまったもんだなと。
ぎんぎらぎんの映画である。さりげなくないレベルのぎんぎらぎん。
素晴らしい。
制作側の銀魂愛を熱く感じる作品。
ちなみに僕が一番ぐっときたのは、
中盤の猿飛あやめが感情を爆発させるシーンかなぁ・・・。
そうだよなぁ・・ずっと銀さん好きだったもんなぁ・・・。
もう見ていてちょっと泣いちゃったよね。
声優の演技も相まって、銀魂きっての名シーンの1つなのでは。
特に今作では、あるメインキャラがキーマンとなっている。
そう、あのキャラ・・・。
まさかのキャラの設定を上手く使っているのも良かった。
演出:★★★★★
始まり方が斬新オブ斬新-ZANSHIN-っていう感じ。
銀魂らしいカオスで始まる。(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!
初めゲラゲラ笑っていたギャグからどんどん映画に入り込んでいくような演出は、
まぁ、なかなか。
あと初めに出て来たアレが最後に出て来たのも良かったなぁ。三位一体ってキリスト教用語だぞ。大丈夫なのか。
ちなみにこのカオス感はもちろん銀魂っぽさもあるんだけど
同じ監督がこの先発表する「おそ松さん」っぽさもありまんねん。
それとエンディング。
もちろん映画主題歌のSPYAIR「現状ディストラクション」が流れるんだけど、
その後に初代OP、Tommy heavenly6「Pray」が流れるんですよ。
しかもそこで流れるのは今まで放映してきた銀魂のシーン。
じーんときちゃうよね。
ああもう6年続いた銀魂も終わりなんだな・・・って思っちゃうよね。
ありがとう銀魂・・・フォーエバー銀魂・・・忘れないよ銀魂・・・
って思った矢先2年後しれっと続編やるからね。
いやいやいやいや。
いやいやいやいや・・・・。
これに勝る脚本&演出の最終回できんのかなー・・・できなさそー・・・・ってか10年後銀魂まだ続いてても不思議じゃないからなぁ。
私が持ってる銀魂グッズその3。
未だに時々鳴ります。
演者:★★★★★
以下、簡単に。
坂田銀時:杉田智和
今回もキメるところはキメる演技が冴えわたる。
特に中盤の戦闘における演技が良かったなぁ・・・。
ちなみに「杉田智和といえば?」って聞くとさ、
最近の中高生、大学生は「銀さーん!!」って言うんだろうな。
「キョン」と答える学徒がどれほどいようかいやいまい(反語)。
時代の流れってやつでしゅねぇ!!!
神楽:くぎゅううううう(釘宮理恵)
あー。
たっまんね。
前半、くぎゅうがあんなセリフやこんなセリフを連発してくれるんすよ。
なかなか銀魂本編では聞けなかった感じの。
やっぱぐうかわですね。
未だに彼女を越える声いないと思う。
生涯ツンデレしていてほしい。
志村新八:阪口大助
前半ちょっとイケボ気味なの、
「新八のくせに」と思っちゃうよねー。
後半の絶叫ツッコミが最後まで聞けて嬉しい。おわり。
猿飛あやめ:小林ゆう
いや・・・・中盤の泣いた時の演技がさ・・・・。
この作品見てて一番胸にぐっときたというかなんというか。
今作のMVPは彼女にあげたい。
ちなみに実写だと夏菜さんが演じるそうで、
「合ってる!!!!!!」
と思った次第。
品があるけど品がないところとかなんかセクシーなところとか。
続編見たいなー。見ようかなー。悩む→★
魘魅:磯部勉
がっつり声優も嗜んでいる人をキャスティング。
よくある敵役は芸能人を・・・でないのが好印象。
ドスの効いた声で・・・悪役悪役したヴォイスがいい感じ。
「私を知らないヤツなんていないはずよね!?」
以上である。
ストーリー、演出、演技全部★5!!
という感じ。
まぁあまあま評価と言えばそうなのかもしれないけれど、
非常に満足度高い劇場版なのも確か。
あと、本編にあまり絡みがないストーリーもいいね。
要するに、50話までしか見てなかったんです・・・実は。それでも大丈夫ですか?って人でもテレビアニメ最後まで見たぜフォー!!!!!人でも、
今作がきちんと「完結編」として作用するようになっている。
銀魂って6年テレビアニメしてたけど全部見たひとが何人いるのか。
多分途中途中しか見てないけど銀魂好き!!っていう人のが多いと思うんだな。
そして人によって見てる時期もかなり違っているだろうし。
ストーリー諸々考えるうえで、
あらゆる観客へ向けた配慮もイケてるよね。
実写なー、2なー。
みてぇよなー。
夏菜見てえーよーえろいもーん。
うーん。
うーん、悩む。