小さなツナの缶詰。齧る。

サブカルクソ女って日本語、すごく好きだったよ。

「カメラをとめるな!」-とめたら終焉、監督に乾杯。-


はえええええええええ!!!!
前半から怪しかったけれども、
もう後半はずっと爆笑しながら見てた。

カメラを止めるな!」(監督:上田慎一郎 製作:市橋浩治 配給:アスミックエース 主演:濱津隆之の話をさせて下さい。
※ネタバレ含みます!!




【あらすじ】
とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。
本物を求める監督はなかなかOKを出さずテイクは42テイクに達する。
そんな中、撮影隊に 本物のゾンビが襲いかかる
大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。

”37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル!”

公式HP STORY より


【見るべき人】
・撮影が好きな人
・映画を撮りたい人
・最近笑えてない人
・どんでん返しが好きな人

【感想】
ネタバレ厳禁。
小さい映画館から人気のあまり全国展開。
静岡駅前の東宝会館でもやっている。
というのは、知っていた。
ただまぁ当時ガチのニートであった僕は、
(今はまあまあのフリーター、)
1800円はもう100万円のようにも感じられて、
行きたい行きたい思いながらも足を運ぶことはなかった。

時はたち、1年弱。
フリーターになったので、
300円強なら払える。
TSUTAYAで手に取り、パソコンでぽちぽち見た次第。

「いや〜〜〜〜」
それが、
「めっちゃええやんけ!!!おもろ!!!!」
くそ!!!
映画館で見ればよかった!!!!

ストーリー:★★★★★
文句なしの五つ星。

一つ目は伏線回収。
前半のノーカットの37分で感じた違和感を、
ラスト30分で見事に回収。
前半の、安っぽいゾンビ映画ですらもうなんだか笑ってしまうのに、
後半に至っては
「あれがこうだったのか」
「これがこうだったのか」

前半映画の不自然な点をすべて回収、
感心すると同時に大爆笑。
護身術とか途中消えたハゲとか細かい細かいとこまで拾うのは、
すごいなーと思った。
「いやいやそーいうことだったのかよ!!!!!」
げらげら笑いながら見てました。

あと後半の監督には、
野球のナイターのおじさんよろしく、
「監督!頑張れ!!頑張れよ!!!」
プレモル片手に応援しちゃうよね。

二つ目は後半のストーリー。
後半役1時間弱のドラマ、
そこの出来も良かったなあ。
映画撮影部分を除くと短いのである。
1時間弱くらい。
ただそこで、
家族の関係性とか役者の素とか、
ぎゅって凝縮されてて、
「なるほどなぁ〜」
必要最低限を彫りこんだような印象。

三つ目はキャラ。
これは「演者」のところでもそもそ書こうと思う。

とにかく、
単純明快で面白くて、そしてほろりとさせられる。
ストーリーは最高でした!

演出:★★★★★
五つ星、パート2。

前半のワンカット撮影のところと、
後半の主人公のリアルの部分の、
写り方というか、画面の色合いというか、
そこがガラッと変わっててよかったと思いました(こなみ)

あと、前半から後半に切り替わるとき、
役者の名札を映してから、役者の写真にいくシーンがあるんですけど、
「これからこういう話がはじまるんですよ」
分かりやすく提示していて、映像ならではで、
よかったと思いました(こなみ)

あとあとあと、終盤30分の、
ドタドタ感もすごかったです。
なんかまじで撮影してるのかな、よかったと思いました(こなみ)

かと思ったらEDでちゃんと撮影隊がいたことを知り、
はえ〜」
となって、それもそれでよかったと思いました(こなみ)

こなみ(こなみ=小並=小学生並の感想)しかでてこない!!
でてこないけど、
なんかまぁ、その、
はい、
よかったと思いました(こなみ)

演者:★★★★★
い〜つ〜つ〜ぼ〜し〜。

確かに、若干荒い部分はあったと思うけど、
基本どの役者も素晴らしかったと思います。

日暮隆之(監督):濱津隆之
前半と後半の落差がいいっすね。
前半いわゆる「やべーやつ」なのですが、
なんか「演じてる」「言わされてる」「無理矢理」「やけくそ」「やけっぱち」があるんですよ。
そこから後半のあのへなへな。
「へなへながもうどうにでもなれ!!でああなったのね、だからテンションずっとハイだったのね」
と、
一貫性が保たれていたと思います。
後半のね、へなへなはね、
もう本当応援したくなっちゃうよね。
歯並びが悪いのが、いい味出していたよね。
哀愁というかなんつーか。
こりゃーもう、全国のお父さん共感しちゃうよ。

あと、なすび思い出した。

日暮里真央(娘):真魚

良かったと思います。
ちょっと気が強い感じ、こだわりが強い感じ、理解がない感じ、
若い感じ、
抜群でした。
釣り目の顔とよく合っていたと思います。
あと、失礼なんですけど、
可愛すぎない感じがすごい良かった。
こういう気が強い役って、モデルさんあがりの若手女優枠だと思うんですけど、
西内まりやとか
ドラマとか見ててなんか現実性がないんですよね。
でも、すごいリアルでよかったです。
それは無論容貌だけでなく演技力もあるんでしょうが・・・。

あの歯並びから、完璧美人生まれるわけないしね。
ちなみに、
鑑賞後wikiで調べたところ・・・
「え!!???年上!!!!???????」
童顔では!!!????
てか肌綺麗すぎでは!!!!!??????


日暮晴美(メイク):しゅはまはるみ
護身術の姿勢が綺麗だったと思います。
あと、前半の狂気。
途中からねじぶっとぶ感じがよかったです。
設定どおりめっちゃ「役に入り込んで」る。
あと後半も、
やっぱあれよねー。
もつならこういうパートナーよねー。
再現VTRのシーンとか台本のとことか、
呆れながらも夫の応援をする。
そういう夫婦の関係性も、ええなと思いました。

松本逢花(主演の女子):秋山ゆずき
素晴らしかったと思います。
この作品の中で一番良かったと思います。
前半なんかずっと
「ぁ・・・はぁ・・・っ・・・・・・」
みたいな甲高い声でちょっとエロい感じなんですよね。
ちょっとん?みたいな、
そんなずっと高いエロい声上げるものかね?
と思ってたんですけど、
後半からの「よろしくでーす」。
「あああああああああああ!!!!!!」
僕は膝から崩れ落ちました。

あと、ショートパンツごしの良かったです。
とても良かったです。

神谷和明(彼氏):長屋和彰
前半なんていいやつなんだ!!!
お前だけだよ!!この作品の良心おまえだけだよ!!!
ちょっと演技変なとこあるけど、
でもガンバレ!!ガンバレ!!!!
からの後半
「あああああああああああ!!!!!!」
膝骨折するがな!!!
あと後半すげぇしっくりくるじゃん。

細田学(カメラマン):細井学
笑っちゃった。
のんでんじゃねーよ!!!!笑
ある意味後半の主役では。
あと、うちのおじーちゃんにすっげー似てる。

山ノ内洋(助監督):市原洋
今作一番かわいそうな奴である。
あと、ザブングルの眼鏡にすっげー似てる。

山越俊助(録音):山越俊太郎
弱すぎでしょ!!!
あと、月曜から夜ふかし中西Dにちょっと似てる。

吉沢真一郎(プロデューサー):大沢真一郎
イケメンだな!!!???お前!!!!
岡田准一にすっげー似てる。

笹原芳子(おかっぱ):笹原芳子
一度見たらもう忘れない、
特徴的髪型声関西弁。
こんな何だろう・・・
こういう人がいたんだ。
存在自体が新しい。

ちなみに、
この作品の上田監督をwikiで見たところ
「・・・・?」
あれ・・・?
はならび・・・そろってるぞ・・・?
てか・・・だれだ・・・おまえ・・・・。

「監督は・・・・あの歯並び悪い監督じゃなかったのか????」

以上。
なんかやっぱ評判通り、
すっごい良かった!!
見て良かった!!!!

ちなみに、「ハリウッド大作戦!!」というスピンオフが出ているらしい。
また見て感想書こうと思う。

ちなみにちなみに、なんとこの監督の新作が今年上映されるんだそうな。
「は!!???みなあかんやろ!!!!」
着ぐるみで、しかも僕の愛読書MOREにもモデルで出てる井桁ちゃんが出てるとのこと!!!
秋の楽しみひとつふえたぞ!!!!

頼むぞ・・・東宝会館・・・・頼むぞ・・・・!!!!