あの時があったからこそ今がある。
「BRODY 2019 DECEMBER」(白夜書房 2019年)の話をさせて下さい。
【概要】
やっと会えたね
坂道研修生
坂道合同オーディションセレクション審査において落ちた彼女達が、
研修生としてレッスンを積み重ね、この度ツアーを行う。
謎に包まれた彼女達の全貌が今、明らかに。
特集
●坂道研修生(遠藤光莉/大園 玲/大沼晶保/黒見明香/幸阪茉里乃/佐藤璃果/髙橋未来虹/林 瑠奈/増本綺良/松尾美佑/松岡愛美/森本茉莉/守屋麗奈/山口陽世/弓木奈於)
●賀喜遥香
●欅坂46東京ドーム伝説の2DAYS:尾関梨香×小池美波
●今泉佑唯
●沢口愛華
他
【読むべき人】
・元研修生の中に推しがいる人:推しの歴史として。
・ずーみん推し:グラビアが最高なので。
・MEGUMIが好きだった人:過去について赤裸々に語る。
【感想】
2019年12月号だけれども、最近買った。
昨年2月の配属発表SHOWROOMから、
櫻坂(欅坂)新二期組箱推しになり、特に大園玲さん推しになり、
当時の彼女達がどのような気持ちで日々「坂道研修生」として過ごしていたのか・・・
気になって、ブックオフオンラインで買ってしまった。
2019年12月号・・・2019年11月だから、今現在(2021年4月)から見ると、1年5か月前の号ではあるが、アイドルにとってそれはもう2年・3年に匹敵する時間だと思う。
表紙を見て改めて思った。
みんな現在とは違う顔をしている。
垢抜ける前、羽化する前の顔。
我らが推し大園玲さんもふくふくしてたっけか?と思う。毎日毎日見ていたから気づかなかったけれども今大園さんはもう少しシュッとしていて色んな表情をするようになった。当時の彼女も初々しくて愛らしいのだけれども。
髙橋未来虹。日向坂3期に配属された彼女はどまんなかでにかり笑っているが、ついこの前のグラビアで魅せた美脚はため息モノだった。
林瑠奈。乃木坂4期に配属された彼女は今でこそ個性爆発しているが、こんなに自信ない表情していた時があったのか。
彼女達の歴史となった本書は、1ページめくる度に新しい発見がある。
1年・・と3か月。の間で大園さんはじめ彼女達はこんなに成長したのに、その間僕は何をしていたのだろう。
・レジがとても速く打てるようになった
・商品を売れる販売員になった
・文章を書くようになった、ブログを本格再始動しぎりぎり続けられている
・「作家になる」思春期に描いた夢を現実的に考えるようになった
・社会に無理矢理合わせるのではない。自身がやはり社会不適合者である事実を受け入れられるようになり、そこからどのようにしたら日々生きてけるのか・・・にシフトチェンジした。
・リスカをしそうになった。
・でもなんとか生きていられた。
・全身のカサブタを齧り出血が止まらなくなった。
・母親の病が少し悪化した。
・誰にも相談しなくなった。
・私は私以外私ではないので常に一人で生きていかなきゃいけないことを身にしみて感じるようになった
・30までに、と思う回数が増えた
・ぬいぐるみをたくさん買うようになった
・現実が辛くそれでもちょくちょく死にたいと思う・・・のは昔から変わらない、か。
思うがままにつらつら書いたが、
総じて、「社会不適合者である自分を受け入れ、とにかく書くようになった」。
書くこと、文字打つことがある限り、
欠陥を代償に脳味噌に浮かぶ無限の数々の何かをを僕が文字で全て打ち終えない限り、
まだ僕は死ねないし、まだまだ僕はたくさん書いて書いて書いて僕の書いたもの読んで読んで読んでもらいたい。
初めて自分で自分を変えたくてオーディション受けた鹿児島県の少女のように僕も、生きるために変わるために書かなければならない、のかもしれない。
文字、イラスト、絵・・・なんでもなんでもなんでも。
彼女が羽化し舞い始めたように、僕にもそういった日がいつか来ると信じて。
日々の苦しい生活・現実を嗜めながら書かなきゃならない。
とかいいながら、ブログの更新頻度うっかりすると落ちちゃったり、するんですけど。
坂道研修生のこあっちがオーディションに一回落とされ、一時期坂道から離れ涙を流していたように、
僕も多分今結構悔しい。ああそうだ、悔しいのだ。
何故僕の家族だけこのタイミングで大病に襲われなければならないのか。何故中学高校時代あんなに勉強頑張ってそこそこMARCH行けたのに仕事が全くどうしてこうも出来ないのか。何故凄く真面目に頑張っていても真面目に見られないのか。何故僕が毎日毎日一番頑張っていてもそれを見てくれないのか。何故僕がパートの身にありながらサービス残業を家でも強いられなければいけないのか。何故僕だけ今までメスの童貞であり続けなければいけないのか。何故僕だけこんなに生きるのがへたくそなのか。何故僕だけこんなパートの身に身をやつさなければならないのか。何故僕だけこんなに貧しいの何故僕だけ・・・・それを、総じて抱きしめて書いて誰かに少しでも届けば僕は報われる。
僕は作家になりたい。というかエッセイやら文章やら小説やらで食っていき痩せて「美人作家」としてほやほやされ地道にラジオをやっていくような、能町みね子のような感じで生きていきたい。
社会に上手く馴染めない自分を、総てポジティブなエネルギーにして排出して、生きて、生きて、生きていかなくてはならない。
読んで読んで読んで書いて書いてしまえよ。
それがここ最近特にうまくできていなかった、
ああそうか。
ああ、今僕は悔しいのだ。
坂道研修生
・遠藤光莉:坂道研修生の者h審が公開された時は彼女が一推しだった。今は二推し。メッセで毎週金曜のダンス道が楽しみにしてたけど最近こおへん。
・大園玲:振り向きざまの三白眼は昔から変わらない。その顔が特に好き。
「以前の自分は、「自分って何なんだろう?」と思っていたけど、初めて自分の為に自分で受けたのがオーディションだったので」p.11
・大沼晶保:僕もこういうミラクル起こしちゃうほうなので常に共感してるけど、メッセで送ってくるオカリナはうるさい。
・黒見明香:未来のファンの期待に応えるために勉強するのは凄いと思った
・幸阪茉莉乃:絶対この子は櫻の方が合っていた。乃木だと埋もれて終わり。
・佐藤璃果:圧倒的顔面力。コンビニ新商品調べるのが趣味なのは凄い。
・髙橋未来虹:以下のエピソードがエモいと思った。
「欅坂46さんのライブで2期生の方を見て森本が泣いてたんです。ここで私まで泣いたらダメだなと思ってギュッと抱きしめました」p.26
アザトカワイイのMVの跳び箱飛んでくるシーン凄い好き。
・林瑠奈:意外とアウトドア
・増本綺良:表現の仕方が不器用なだけで優しく真っ直ぐな人だと思う。
「(アイドルとは)人を動かす仕事かなって思います。心も体も。ライブに足を運んでくださったり、アイドルのことを活力に仕事をしたり。それって動かすって行くことですよね」p.32
・松尾美佑:この子も顔面偏差値高いよね。
「坂道グループが大好きな友達から、「オーディションを受けてみなよ」って勧められました。「平成最後の夏だから」って言われて」p.35
・松岡愛美:影山の握手会行くほどのガチだったとは知らなかった。唯一の坂道研修生からの辞退者。刑事とか警察・司法関連に行くのだろうか。
・森本茉莉:インタビューから出るすでにこいつは日向坂感。
・守屋麗奈:櫻(欅)だからこその王道・乃木坂感が映える存在。最近中身も開花してきて、その・・・選抜おめでとうございます。これは本当僕も嬉しかった。
・山口陽世:6人兄妹なのは初めて知った
・弓木奈於:芸能界齧っているだけあって、もう既に完成されている。乃木坂で早く人気になって選抜とって。乃木坂で今一番美しいと思う。
乃木坂TOKYOFILM
賀喜遥香×品川
顔面に特徴がないので、遠藤とは並ばないかなと思っていましたが、こうやって見るとやっぱ完成度高いですね。特に顔大きいのがいい。彼女の微笑みが、癒しが、切なさが、喜びがページ越しに120パーセント伝わってくる。
夏の全国アリーナツアー2019 東京ドーム公演レポート
この時平手調子よかったっぽいんですよね。あと映画で見た「角を曲がる」とか見るとああ行っておけばよかったなぁ・・・と思う。結果として平手の最後の大ステージとなったこのライブが、「欅坂のクライマックス」となりましたね。どの写真見ても平手がいい表情をしている。
円盤出たんだけど・・・買ってないんですよね。高いから。見たい。結構滅茶苦茶見たいけど・・・。
小池「(欅坂初の選抜制度で落ちているので、)私は自分の思考が固まらないままツアーを迎えたから、苦しくなることもありました。気持ちが落ちてきたんですけど、それがどんどん悔しさに変わってきて。そういう気持ちって、今まで知らなかったんです。たくさん経験をして、また頑張れたらいいなと思います」p.70
本当被写体力としては最強なんですよね。今泉は。卒業後もブロディとarが追っていたのもよく分かる。
小さな身体から発せられる眼力、圧倒的オーラ、存在感。
我儘で性格に何ありそうな感じと、その印象に伴う実際難有なその性質。
危うさすら感じる光。
でもそれを総て超えるファンへの愛。
全日本国民の末っ子今泉佑唯。
この時は「ミリオンジョー」「左ききのエレン」等サブカル女優としての一歩踏み出したころの初々しいインタビューが掲載されています。
本当僕はこの頃の今泉は軽く推してた。初めて欅坂の「絆」を断ち切った彼女のその先の未来は明るいものが待っていると信じていた。無邪気に。
彼女のグラビアの直後には、矢作萌夏の写真集の広告が掲載されている。
・・・1年2年でアイドルは劇的に変わる。だから今日推しが無事にアイドルしていることに感謝して、本当「推すなら今しかない」ってこういうことなんだと思う。
後々「裏切られる」ことになっても、存在し続てくれていた今日が決してなくなるわけではないから。
最近まとめサイトのグラビアの記事を見ると名前が挙がることが多いですね。
でもまぁ僕(メスの童貞)の目から見ても、十分にエロいです。
特に、胸元・・・ではなく下半身エロくないですか?どちゃくそエロいですよね?下半身。特にその・・・下半身の前半分当たり。なんでこんなにエロいんだろう。ウエストのラインの関係か?それとも位置がエロいのか?いや、そもそも位置って何だ???
この子はminaでモデルとしても出ていましたね。モデル・グラビア両立し手成り上がった存在に内田理央がいますが・・・この子は・・・うーん。
何がうーん、なのかというとグラビアが美しいんですよ。美しい。絵になっている。
だから僕(メスの童貞)の下半身に何も来ないんですよね。
ただ「あー可愛いなー」で終わってしまう。
何なら彼女より脱いでいない今泉佑唯の方がエロく感じられる。
でもグラビアってそれじゃあダメじゃないですか。
なんだろうなぁ・・・表情が固いのがダメなのかなぁ。
僕(1993年生まれ)にとってのMEGUMIっていったらもう、「バラエティで活躍するグラビアアイドル」だったんですよね。グラビアをあまり知らない。
でも後にも先にも、彼女ほどの存在感をもってバラエティに君臨していたグラビアアイドルって、小倉優子ことゆうこりんくらいしかいないと思うんですよね。なので次は吉田さんには小倉優子りんと対談していただきたいと思います。何気なく今のアイドルに有象無象している「○○星からきたの~」系の元祖だと思うので。
閑話休題。そしてインタビュー内容は・・・凄いです。なんかグラビア誌ではなく女性ファッション誌か?ってくらいなんかここだけ違う。
バラエティを駆け抜け家庭をもちそして今事業化としても活躍する彼女の人生観に打ちのめされる。
歌手をやりたくて芸能界入ったのに実際CDが全く売れなかったことに対して「ビックリするくらい売れなかったんですよね」p.116。家庭を持ち作った子供服ブランドを「結局5年ぐらいで大赤字でやめちゃいましたね」p.117。
あっけらかんと語るのが格好いい。
そしてその失敗から「(バラエティ等)求められていることを一生懸命やろうってことに会社も私もなりましたね」p.116、「ひとりでやるとダメなんだなって。誰かと組まないとダメだし、ある程度のお金をかけないと市場は大きくなっていかないし」p.117と身をもって学び、そこからさらに挑戦を続けていくそのパワフルさ。
僕もへこたれてばかりではダメだなと思いました。
その彼女の挑戦の仕方も具体的に触れられているのが良かった。
「なんで芸能人って事業計画を書かないんだろうと思って。どんな小さな喫茶店だってホームページと事業計画は作るだろ、みたいな。」p.118
失敗でくよくよしている20代の日本人女性はこれ読みましょう。
NEW ARTIST VOICE
真っ白なキャンバス:当時(2019年12月)から今(2021年3月)にかけてもう結構メンバー変わってて悲しい。
矢崎希菜:事務所のプロフィール写真昔過ぎて涙出ますよ。もっとえちえちにしろ!
斉藤瑞季:2.5次元ミュージカル中心に活躍する・・・予定だった、子ですね。コロナで公演がフイになってしまったので。これからの注目といったところでしょうか。
以上である。
推し達の歴史の記録として購入したけれども、MEGUMIのインタビューや今泉のグラビア等他のところにも結構見ごたえがあった。
これだからアイドル雑誌ってあなどれないんだよな・・・。
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LINKS
文中で触れた欅の映画