小さなツナの缶詰。齧る。

サブカルクソ女って日本語、すごく好きだったよ。

珈琲 ソワレ-多分人間ウォッチングの穴場だと思う。-

 

こういう喫茶店ブーム、ここ5年くらい続いてるよね。

分かるよ。

 

珈琲 ソワレの話をさせて下さい。

 

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壁が青いのが素敵だなと思った。

【行くべき人】

・「昔ながらの喫茶店」に行ってみたい人

・友達とおしゃべりしたいけど普通のカフェじゃ物足りない人

・新聞読みに行きたい人

 

感想】

酷暑。暑い。

所用が終わったので、映画を見ようと東宝会館にだらだらと向かうが、

まあ暑い。日光を直接肌に感じる度に毛穴という毛穴から水分が噴き出てくる。風景のあちこちがアスファルトからの熱で歪んでいる。暑い。

そしてこういうときに限って、見たい映画まで時間が中途半端に余るという。

どうしたものか・・・・ここまで暑いとチェーン店のテンションにならない。可愛くフラペチーノ、とはならない。

だからといって・・・この前行ったようなおしゃれな個人の店も汗だらだらで入る気は起きないし。

どうしたものか・・・どうしたものか。

 

と、ふと大通りから目についたのがこのお店である。

 

「お???」

珈琲ソワレ。

個人経営の店ではあるが、どうやら気取った感じもしない、

チェーン店や他の喫茶店と違って気楽に入れそうだし、

こういう昔からの喫茶店はなんかこう、

いや昔からの喫茶店に気軽な服装で入れる自分はなんかこう、

逆に滅茶苦茶お洒落じゃないけどお洒落なのでは?

 

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座った。奥の席はさっきまで若いアベックが座っていたところ。

 

冷房の心地よい冷たさが神。

夕方のローカルのニュースバラエティの音が聞こえる。

パソコンを広げているサラリーマン、カウンターで新聞を読んでいる人(元サラリーマン)、窓際の席で何かを書いているラッパー(みたいな人)、マダム達(井戸端会議)、おしゃれめの若いアベック(こういうところが逆にお洒落で浮足立ってきたんだろうね分かるよ可愛いちくしょう可愛いちくしょう)・・・意外と人いる!!

「いらっしゃいませ」

マスターは多分50代前半くらいの方。

後にやって来る常連さんとの会話を盗み聞きしたところ、父親の代からやっているそうな。じゃあ40年くらいはやってるということなのか。良い雰囲気の老舗は東京じゃなく静岡にもある。ありがたいね。

 

メニューは・・・コーヒーがメインで紅茶、そしてケーキとサンドイッチ。シンプルなのね。

悩みながら選んだのは・・・

 

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この2つ。

メニューは毎度のことながらうろ覚え・・・あうあう。

 

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こちらはナッツミルクティー(?)。

珈琲のような分厚く軽やかなクリームの下は、シンプルな紅茶。

こういうクリームが乗った紅茶って飲んだことなかったんだけど、意外と合うんだなと思った。

ナッツの触感と風味も紅茶と一緒に香ってきて、嗅覚的にも大満足できる一品。

冷房の下で飲むこういう温かい飲み物って、なんでこんなにおいしいんだろうね。

 

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接近。

そして一緒に食べるは林檎のタルト(?)。

林檎のしょりしょりとした触感と共にカスタードの甘みが口にやさしく広がる。

 

なるほど。新聞や書き物、パソコンなど「ひとりながら」客が多い印象だったけれども、どちらも作業の邪魔にならない味がする。

美味しくて優しい。

そしてこのたくさん人がいる雑多な感じも、長時間の作業を赦してくれるような気がする。

あくまで気がするだけですが・・・でも、まぁひとり作業しに来る人が多いのがよく分かる。

 

さて僕も本でも読むかな・・・。

 

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・・・。

 

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・・・。

 

 

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・・・・気が付けばあっという間に1時間。

映画は上映前に余裕をもってついておきたい・・・映画館前の古本屋さんも寄りたいし。

 

「ありがとうございました」

一見さんの私にも親切に挨拶してくれるマスターの声を背中に・・・

「うわしぬ。」

最近夕方でも容赦なく暑いですね。

蜃気楼はおさまったものの、それでも全身にまとわりつく湿気が不快。

一刻も早く涼しい屋内でふかふかのシートに座りたい。

映画館へといそいそ足を運んだのであった。

 

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LINKS

逆にある程度おしゃれして入りたい喫茶店

プリン食べたい。

 

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