小さなツナの缶詰。齧る。

サブカルクソ女って日本語、すごく好きだったよ。

櫻井秀勲『「適職」に出会う5つのルール 自分に会う仕事に就くことで人生は開ける!』


川柳読みますね。

適職
ああ適職
適職   まぐろどん





櫻井秀勲『「適職」に出会う5つのルール 自分に会う仕事に就くことで人生は開ける!』(きずな出版 2017年)の話をさせて下さい。

【概要】
文芸書を数多く手がけ『女性自身』の編集長も務めたことのある筆者が、
今現代の若者に投げかける
「適職」に出会うための5つのルール。

適職に合うための選び方、基準、考え方等
87歳の仕事人が語る。

【読むべき人】
・大学生
・転職活動中の人
・就職活動中の人
・とにかく「仕事」を探している人

【感想】
この本を購入したのは去年の暮である。
ただエントリーシートを書いている昨今、目に入り、
これはと思い再読した次第。

筆者は光文社で長年バリバリの編集者として勤めて来た人である。
出版。
くそ。
就活する僕を縛ったり縛らなかったりする
その魅力的な言葉に惹かれて購入した本でもあるのだけれど。
まぁ、そんなキャリアが存分に生かされている本である。

本作はまず言葉がいい。
日本語が驚くほど、綺麗。
すらすら入る。
くそう、これがやっぱ長年活躍し続けた編集者のアレってやつですかって感じ。
完璧な日本語が堪能できる。
180ページほどあるが、かかる時間は他の本より圧倒的に短い。
やっぱり出版業界の第一線で活躍し続けたんだなと。

内容も良い。
今作は「5つのルール」と称しているが、
まぁ5つに絞れるわけがない。
実際は5つの章で成り立っている。

「第1のルール 自分に合う「会社」を選ぶ」
人気企業、大企業に安易に入るなと筆者は言う。
条件の良さや成長度で選ぶな。
じゃあ何で選べばいいのか?
企業を選ぶ基準について述べる1章。

「第2のルール 自分に合う仕事を選ぶ」
世の中には様々な職種があるが、
どうすれば自分に合うものを見つけられるのか。
そのヒントは幼少期にあるという。

「第3のルール 自分に合う「環境」を選ぶ」
習慣や出身地、また食べ物の選び方まで・・・。
性質から適職を探り出すヒント。

「第4のルール 心の奥の「甘さ」を捨てる」
成功する人としない人は何が違うのか。
文化値、目標、欠点・・・。
これからの人生の歩み方について。

「第5のルール 「自分」を磨いて運を開く」
成功者になる秘訣。
群を抜く存在とは・・・?
トップになる方法とは・・・?
占いや運等は案外馬鹿にできない・・・?
筆者自身また筆者の知人の経験も多く交えたまとめの章。


ミスド行ったらかわいいコップが出て来たからみんな見てくれ。

簡単に5つの章に分かれているが、さらに見ると細かい項目になっている。
特に「自己分析」についてはあらゆる章で述べられていてとても勉強になるし、
実際ノートに書いて考えてみたり。

本を読まない大学生、就活に悩む大学生は
「絶対●定」なんか読むならこっちを読んだ方がいいと僕は思う。
あの本は確かにあらゆる自己分析の方法が書かれていて凄い本だとは思うけれど、
何分ページ数が多すぎて「ただやってるだけ」に陥りがち。
てか僕がそうだった。

以上である。
ふりー・・・就職活動中の僕にしみじみ染みる本だった。
特に「退職金制度」「寮」「従業員数」そこにホイホイ誘惑されがちなので、
そんな僕にうつのような本なのである。