小さなツナの缶詰。齧る。

サブカルクソ女って日本語、すごく好きだったよ。

漫画:博士 原作:上野『ラブホの上野さん�G』-サイゼリヤ問題に、終止符を-


安心してください。
18歳以下でも大丈夫ですよ。

漫画:博士 原作:上野『ラブホの上野さん�G』(KADOKAWA 2018年)の話をさせて下さい。


踏まれたい。

【あらすじ】
ラブホテル・五反田キングダムの店長を務める、
恋愛マスター・上野さんダメダメ童貞バイト・上条君
路頭に迷う男女を恋愛徹底指南!!

【読むべき人】
・恋愛初心者
恋愛における心理学に関心ある人
「初デートにサイゼリヤにつれていく」ことの何がダメなのかわかっていない人

【感想等】
本書はもともとTwitterからはじまった漫画である。
実在するラブホテルの店長上野さんTwitter上で行う恋愛相談が評判になり、
博士先生Twitterから想像してキャラクターを作り上げて漫画化したのがこの作品。
原作は上野さん、漫画は博士先生となっているのはそのため。
上野さんは実在する人物なのであしからず。

また、本作はドラマ化もされており、なんど上野さんを本郷奏多が演じている。きゃー。カナタサマー。
上条君は柾木玲弥さんという若手俳優が務めており、原作と異なり三角関係をおっぴろげるモテ男になっているので、また別物。
こっちはこっちでまぁまぁおもしろかったんだけど、今回は漫画の最新刊9,巻を中心に記録したい。
今作も今まで同様すぐに使える恋愛指南がたっぷり。

特に最初の「第四十六話 ファミレスデート」は近年話題になった「初回のデートでサイゼリヤは有りか無しか問題」が取り上げられている。
女の僕から見ればなるほど、心にたまるモヤモヤを見事に言語化してくれている。
初回でサイゼリヤを選択するバカの顔面にこの最新刊を投げつけたい。

続く「第四十七話 世界一モテない男」もなかなか。
「絶対このブログはおもしろくないですよー」といった炎上商法と、
「いやいや僕は」卑屈さを武器にした人間関係問題を丁寧に批判。
確かに、卑屈好きの人なんていないよね・・・。
何故卑屈が嫌われるのかをわかりやすく解説していて非常に良かった。
ちなみにこの回のパロが僕は本巻で一番好き。特に「ナルシスト」のくだり。

三番目の「第四十八話 出会いのリスク」は婚活サイトの話。
うわー・・・これ婚活サイトつかう女性よ、とにかくこれを読みなさーい!!(某ネコ風)って話。
特に危険な男から身を守るために、何を質問したらよいのか詳しく書いてあって助かりますね。
気になる?じゃぁ買おうぜ!!


赤と黒が世界一に会う男。上野さん。

四番目の「第四十九話 叱る優しさ」は女性を「甘やかす」ことについて。
確かに、甘やかすだけでは落とせないんだよな。
所詮「いい人」どまりで、後に嫌悪感がふつふつとわいてくるようになり、あらを探すようになり、気づけば遠い存在に。
じゃぁ甘やかす以外にどうすれば!!
気になる?じゃぁ買おうぜ!!

五番目の「第五十話 ウザツガツ」では女生徒の会話を盛り上げるテクニック。
そう相手に関心を持つと会話が盛り上がるのは知っている。
じゃぁどのようにして自分のその関心を表現したらいいのか。
悩んでいる男子諸君、これを読みなさーい!!そして買いなさーい!!(某ネコ風)

最後は「描きおろし 焼肉デート」
一番初めのサイゼリヤ問題」へのプラスアルファとして、
様々な種類のお店のメリット・デメリットを書いている。
初めてデートに行く!!という男性諸君気になる??じゃぁ買おうぜ!!

以上である。

なんだかいつも以上に販促をしている気がするが、
まぁそれくらい本当恋愛に悩むみんなに読んでもらいたい漫画なのである。
ちなみに本巻は8巻であるが、「ここから読んでも大丈夫!!」パターン。まぁいうなれば短編集みたいな作品で一話完結なので。
サイゼリヤ問題」
これがなぜダメかわかっていない人は特に購入をお勧めする。

ちなみに、本作は次巻で完結とのこと。
中途半端な9で終わるのが残念であるがまぁネタ切れなのかな・・・とも思う。
最近は恋愛ではない人間関係における指南にもページを割いているわけだし(それはそれで非常に僕は好きなのだけれども)。
でもなんとなく心配なのが漫画の博士先生の方。
絵が1巻と比べてすごくうまくなっているのですがなんか雑・・・になってる気もするんだよな。しかもそれが「手抜き」って感じでもなくて・・・。
気のせいかな。気のせいだといいんだが。