小さなツナの缶詰。齧る。

サブカルクソ女って日本語、すごく好きだったよ。

「さぼうる」-文庫本片手に、ちうちうと。-


東京に2泊3日で行ってきました。
しばらく東京での記事が続きます。

***

ずっとずっと行ってみたかった。

神保町にある有名な純喫茶「さぼうる」の話をさせて下さい。


ゆめかなふ。

神保町にそれはそれは昔からあると聞いていて、
古書店巡り」特集の雑誌には併設のカフェコーナーにてほぼ必ず掲載されているから
もうずっとずっとずーっと行ってみたかったわけでございます。
もうちょっとした片想いみたいな。さぼうる先輩・・・しゅき。

中に入ると・・・ほうほう。
純喫茶ならではの少し薄暗い店内に、長く大切に丁寧に使われたであろう椅子が並び、
そこには様々な人が座っている。
サラリーマン風の男性、ボーダーのTシャツを着た書き物をしている女性等等。
ああよかった単体でも浮かないなこれはと安心しつつ、
4人のボックス席に案内してくださった。
ひとりでぼっくす じゅんきっさ これはとてもうれしいことだなぁ、まぐを。

座ると・・・おお。
さすが神保町。本の街。
なんか横では漫画家と編集の打ち合わせのトークが聞こえる。
こういうトークを耳にはさめるのも東京ならではだと思いました、まる。


よく見ると猫には違う文字。
見渡せば、ほら。干支のだるまが並んでる。
猫以外は「さぼうる」と書かれている。
はっ!!だるまもぼうるだからかそうなのか!?

そして頼むのはもちろん。


何気にラーメンとさほど変わらぬ頻度で食べてる。
なぽ・・・ハンバーーーーーーーグっ!!!
いや僕だって迷ったさ、ナポリタンと。
この日あんま汚したくない服でさ、ほら僕食べ方汚いから汚してしまうんだなぁ。
なのでこれは苦渋の決断だった。
断腸の思いでハンバーグにしたわけだ。
静岡のハンバーグ師匠と呼ばれているしね、こう見えて僕。うんまぁ嘘だけど。

とにもかくにもまずまぁ一口。
お!!これは。
マッシュルームの入ったソースが美味しい。
デミグラスソースなんだけれども、これはかなり凝っている味。
ハンバーグもわりと食べ応えがあって良い感じ。
大きさも割とボリュームがあり、ごはんと合わせて食べるとお腹いっぱい。
レタスはしゃきしゃきしていてみずみずしさが口いっぱいに広がる。
これでワンペーパー(1000円)未満はうれしい。
満足だぁ・・・。

ではさて・・・帰ろうかなと思った矢先。
僕は思い出す。
ここのさぼうる・・・
ジュースも美味しいと聞いたことがある。
生ジュースいちごを注文。


視線を感じるな?

なんかすごいグラスにはいってきた!しかもいっぱいはいっている!!
むむむ。
ストローをさし・・・一口。
「!!!!!????????」
衝撃が走る。
イチゴのフレッシュ感や甘酸っぱさ全てがとろりとしたジュースに一体となって口の中に入ってくる!!
おいしい!!
もう一度ちゅう、とすう。
ひんやりと口一杯に初恋の味。
なんで・・・なんでひんやりしているんだ?
氷は入っていないのに・・・ああ。
そうか。
粉状の氷が絶妙な加減でジュースとミックスされているのか。
それで。
それでか。
だけどどこかクリーミー生ジュースだから生クリームも入ってるのかもしれぬ。
このジュースは衝撃だった。
衝撃すぎて、ハンバーグの味の記憶がいまひとつない。

もう一度。
ちゅう。
・・・・・しょりっ。
んふっ。イチゴ。
イチゴだ!!


さぼうる2という店舗も併設されています。
ピザトーストは2のメニューだそうです。(しらなかった)


ちまちま吸いながら、本を読む。
ゆったりと、時間は流れる。
ああ。
是非これはもう一度行ってみたい。

そしてその時はその時こそはちょっとワンランク下の服を着て、再チャレンジだ。
まってろ、ナポリタン。