小さなツナの缶詰。齧る。

サブカルクソ女って日本語、すごく好きだったよ。

弘明寺丿貫(ぐみょうじへちかん)−柔らかローストポークが乗ったラーメン-


ラーメンが食べたい。
出来れば、
お店の美味しいラーメンが食べたい

僕はふと思った。

1週間我慢した。
今僕は収入がない状態なんだそんな無駄使いできないんだラーメンは意外と高いぞ油断すると1000円いくぞ漫画2冊買えるぞ新刊買えてない漫画あっただろうそれが買えるんだ1000円あれば1000円あればエトセトラエトセトラ。

でもふと、魔が差し・・・天啓を受けた。
今僕が住んでいるのは横浜。
そう横浜と言えばラーメンの聖地。
つまりラーメンの聖地・横浜で一番美味しいラーメンを食べるということは、
日本で一番美味しいラーメンを食べるということではないか。

僕は検索した。
「ラーメン 横浜」「ラーメン 横浜 おいしい」「ラーメン 横浜 柔らかい」「ラーメン 横浜 ぬくもりてぃー」・・・。
横浜で一番おいしい・・・と思われるラーメンはどこなのか。
僕は結論を出すことに成功した。

弘明寺丿貫(ぐみょうじへちかん)の話をさせて下さい。

検索した結果一番美味しかろう一番近かろうがここだった。
横浜市営地下鉄弘明寺駅から徒歩五分。
外観はこんな感じ。



おお!黒い!外観だけで分かる!!多分ここおいしい!!
しかも平日なのに並んでる!(写してないが)
あとなんか煮干しの絵がある!!(写してないが)
一気に押し寄せた荒ぶるハートを胸に、僕は並んだ。

「いらっしゃいませー」
思ったより早く案内された店内も思わず「おお・・・・」。
まずすべてカウンター席で、厨房を取り囲む形。
お客さんは(平日だし)おひとりさまが圧倒的に多かった。
ここまでは想定内。
驚いたのが
「綺麗な人がラーメン作ってる!!」
そう、厨房に立っているのが女の人ばかり。
店内も清潔で臭いがせず、とても居心地が良い。
そりゃおひとりさまの半分が、女性なわけだ・・・。

メニューは日替わりらしいTwitterで予習済)。
僕は煮干し蕎麦と、海苔めしを食べることにした。



【感想】
めちゃくちゃ美味しかった。
まず乗っているのがそう、
僕がこの店を選んだ最大の理由。
チャーシューじゃなくて、ローストポーク
口に入れると・・・おお。柔らかい!!
思わず麺を慌てて口に入れて・・・・ほっこり。
その後ごはんと一緒に口に入れて・・・・うふふふふふふ。

麺は細麺なんだが、硬さがちょうどいい。
スープとよく馴染んで麺がこれまた・・・すすむすすむ。
食べ応えのある量がしっかり入っていて、満足度も非常に高い。
海苔めしの「海苔」を一枚とって、麺を包んで食べると・・・・魚介系の味が全身に、染み渡る。

スープも煮干しがしっかり効いている。
多分僕が今まで食べて来た魚介系の中で一番味がしっかりしていると思う。
口に入れると香りが口いっぱいに広がり、「海苔」をひたしてご飯を同時に口に含むと、
美しいハーモニーが聞こえる・・・・。
過度に脂っこくないのも嬉しい。横浜のラーメン「家系」は美味しいんだが、脂が多めで、ご飯と食べるとなんか脂だなってなるんだけど・・・それもない。
鼻炎気味の僕でも煮干しの香りがすーっ・・・と鼻から抜けていって・・・幸せだった。
上品なんだけど、パンチがある。
一回口に含めば、必ず脳髄が記録する。味を。
そんな素晴らしい味。
魚介・煮干し好きの人は必ず行った方がいい。
(言わずもがな、煮干し系が苦手な人には薦められない・・・)

ローストポーク・細麺との「可憐さ」と、
煮干しのパンチのある「たくましさ」が合致してて
ああ計算されているんだなぁ・・・と素人ながらに思いましたまる


以上である。
ただ僕ひとつだけこの店に行って後悔したことがあって
「肉めし」にすればよかった・・・。
隣の人が、「肉めし」頼んでたんだけど、ごはんの上にあの、あのやわらかローストポークがのっかってててててねねねね、、、、
もう僕早く就職先見つけようと思った。
そして次は肉めし頼もう、と思ったね。
もっと言うと「オマール海老」使った高いやつ、食べようと思ったね。
もっと言えば、なんか夜はお酒が飲めるらしい。
のみたよねぇぇぇええ、のみたくない??
ああもう僕は、絶対行く。
就職したら。
そんな決意をしつつ満たされたお腹をぽんぽん、叩きながら、僕は駅へ、向かいましたとさ。