小さなツナの缶詰。齧る。

サブカルクソ女って日本語、すごく好きだったよ。

2021-04-08から1日間の記事一覧

角田光代『あしたはうんと遠くへ行こう』-たすけて。-

「たすけて」 主人公は時々だれもいないところで、そのように呟いたり、思ったりする。 そしてその度に、僕は、震えるのだった。 ああ、彼女は僕だ。 その瞬間だけ僕は野崎泉なのだ。 角田光代『あしたはうんと遠くへ行こう』(角川書店 2005年)の話をさせ…